歌詞

ぎこちないままで

ギュッと握り返す

寒さを溶かしてくれる

小さな君の手のひら

大通りの灯り

公園のわき道

ゆるやかな坂で君は

よろけて僕の方へ

少し永い沈黙を連れ

改札の前

「私、飲み過ぎたかも」って

ちょうどいい距離で僕を見上げていたんだ

守りたい

たとえ夢の中でも

触れたら溶けてしまいそう

もう明日なんて来なくていいのに

まだそばにいて

扉が閉まり電車に一人

阿保みたいな顔でたぶん

ボーッと見送ったんだろう

充電切れ 曲は聴けない

寝る気にもなれない

見慣れた窓の景色は

ずっとずっと上の空

勇敢な君はアイスクリーム

甘く切なく残ってる

酔ってたのか分からないけど

目を閉じ思い出す

君の声 寂しそうな声

守りたい

たとえ夢の中でも

離したら溶けてしまいそう

このぬくもりだけは失いたくないから

叫びたい

君の胸の中へと

ありったけの情熱を

もう照れもプライドも脱ぎ捨てて

また会いに行くから