泡沫の紅のジャケット写真

歌詞

泡沫の紅

Ima Jin

宵闇(よいやみ)が 朱(あか)い橋を隠して

笙(しょう)の音が 水面(みなも)を渡る

待ち人来ずと 知っていながら

またひとり 帯をきつく締める

肌に残る あなたの温(ぬく)もり

嘘でもいい 騙されたままで

この髪も この指も この命さえ

捧げた夜は 幻でしょうか

あぁ、愛して 愛して 骨まで溶かして

散りゆく定めなら いっそ今すぐ

紅(べに)を引くのは あなたのため

涙で滲(にじ)む 泡沫(うたかた)の夢

枯れてもなお 咲き誇る 女の情念(こころ)

季節(とき)は移ろい 桜は雪へ

文(ふみ)ひとつ 川へと流す

冷めた手酌(てじゃく)の お酒の味は

思い出という 苦い味がする

戻れぬ道と 誰かが笑う

それでもいい 愚かでもいい

あの声も あの息も あの眼差しも

私を縛る 鎖でいいから

あぁ、逢いたい 逢いたい 声にならぬほど

地獄へ堕ちても あなたといたい

紅(べに)を拭(ぬぐ)えば 素顔の私

鏡に映る 抜け殻の影

燃やし尽くして 灰になれ 一夜(ひとよ)の恋

千年続いた 雅(みやび)な調べ

私の嘆きを 空へ運んで

月が欠けても 想いは満ちる

さよならなんて 言わせない

あぁ、愛して 愛して 骨まで溶かして

散りゆく定めなら いっそ今すぐ

紅(べに)を引くのは 最期の誓い

涙で滲(にじ)む 泡沫(うたかた)の夢

生まれ変わっても もう一度 あなたに抱かれたい

  • 作詞者

    Ima Jin

  • 作曲者

    Ima Jin

  • プロデューサー

    Ima Jin

  • プログラミング

    Ima Jin

泡沫の紅のジャケット写真

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    泡沫の紅

    Ima Jin

『泡沫の紅(うたかたのべに)』

一瞬の恋に、すべてを捧げた女の美学。
『泡沫の紅』は、はかなくも燃え尽きる愛と、そこに宿る誇り高い情念を描いた、現代和風演歌の傑作である。

雅楽の神秘的な響きと、和太鼓の鼓動、情感豊かなストリングスと演歌ギターが重なり合い、楽曲は静寂から深紅の世界へと聴き手を誘う。そこに描かれるのは、報われないと知りながらも愛を選び抜いた、一人の女性の生き様。その姿は哀しく、しかしどこまでも気高い。

本作が放つメッセージは明確だ。
愛は、残るか消えるかではない。燃え尽きた瞬間こそが、永遠になる。

刹那の恋、宿命の別れ、来世へと託す想い――日本人が古来より抱いてきた「散り際の美」を、現代的な音楽表現で昇華させている。情緒と物語性を重視した構成は、聴くたびに新たな情景を浮かび上がらせ、心の奥深くに静かに残り続ける。

演歌・和楽器ファンはもちろん、和の美意識やドラマティックな物語性を求めるすべての人へ。
『泡沫の紅』は、流行に消費されることのない、人生に寄り添う一曲である。

アーティスト情報

  • Ima Jin

    Ima Jin(イマ・ジン) 境界は、もう存在しない。 Ima Jin は、言語・文化・ジャンルというあらゆる境界を横断し、 “感情そのもの”に直接アクセスする音楽を創り出すボーダレス・アーティスト。 名前に込められた意味は3つ。 Ima(今) — この瞬間を生きるすべての存在へ。 Jin(人) — 一人ひとりの内面へ届く音。 Imagine — 想像力で現実を書き換える力。 そのサウンドは、 懐かしさと未知が同時に共存する“未体験の既視感”。 ドリーミーで浮遊感のあるボーカル、 繊細なピアノ、空間を包み込むアンビエント、 そして中毒性のあるポップフック。 ジャンルという概念はここでは意味を持たない。 すべては一つの世界観として統合される。 Ima Jin の音楽は「聴くもの」ではなく、 “内面と再接続する体験”。 再生した瞬間、現実は少しだけ静かになり、 あなたは本当の自分に近づいていく。 これは音楽ではなく、感情のインターフェース。

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