

午後の光が
カーテンの端で止まってる
洗いきれなかった
マグカップの底みたいに
何か話そうとして
やめた言葉だけが
テーブルの上で
少し冷めていく
時計の針が
一拍だけ遅れて
それに合わせて
呼吸も揺れた
きみは何も言わず
窓の外を見て
その横顔だけで
今日が満ちていく
触れなかった手の距離が
まだあたたかくて
名前を呼ばないまま
夕方になった
乾きかけのシャツが
風に少し鳴って
理由のない沈黙が
やさしく居場所になる
「このあとどうする?」
聞かなかったのは
答えよりも
この時間が欲しかったから
言葉はいつも
遅れてやってきて
間に合わないまま
残ってしまう
きみは笑いながら
話をそらして
その仕草ひとつで
世界が静かになる
進まない物語が
ここにあるだけで
それ以上は
いらなかった
夜になれば
きっと帰るのに
今だけ
まだ昼のままで
きみは何も言わず
コートを手に取る
その背中だけを
ちゃんと覚えてる
触れなかった手の距離が
少し遠くなって
それでも今日は
悪くなかった
窓に映った
ふたりの影が
重ならないまま
ゆっくり消えた
- 作詞者
MARINE
- 作曲者
MARINE
- プロデューサー
MARINE
- バックグラウンドボーカル
MARINE
- ソングライター
MARINE

MARINE の“一拍だけ遅れて”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
薄陰の温度
MARINE
- 2
ほどける面
MARINE
- ⚫︎
一拍だけ遅れて
MARINE
- 4
Midnight Frequency
MARINE
- 5
Still, I Wait
MARINE
- 6
別々に照らされて
MARINE
- 7
夜の底でほどける声
MARINE
深夜のイヤホンから流れる、小さな声とぬるい紅茶みたいなあたたかさ。
名前も知らない誰かの笑い声や、音程がちょっとズレた歌でさえ、
なぜか心が少しだけ軽くなる——そんな夜の空気をそのまま閉じ込めた曲です。
どうでもいい話が“ちょうどよく”なる時間。
コメント欄のゆるい爆笑。
「わかる」の一言だけで救われる距離感。
誰の部屋でもないのに、ちょっとだけ避難できる場所。
現実に戻る前の、あの静かな余白を描いた “Midnight Frequency”。
何も起きない夜が、誰かの明日をそっとつなげていき
アーティスト情報
MARINE
Marine は、水のゆらぎや、まだ言葉にならない感情を 静かにすくい上げるように曲をつくるアーティスト。 制作では AIによる音の発想や質感も自然に取り入れながら、 詞は自らの手で書き重ねている。 透明さとあたたかさが同時に立ち上がる音が特徴。 性別や姿は特に明かしておらず、 音と風景がそっと前に出るスタイルを大切にしている。
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