

暮れ泥む赭黒い太陽;
穏やかに朽ちていく血潮
なるべく遠くで視てたいよ
以上も以下も無い意識を以て
圧された価値観に応えて壊された願望に堪えて
不条理なこの世界に身を委ねた結果
自分を守る事が出来なくなった
喪ったものはいくつだろう‥
かえろう/そうだね/またね
遅くなった門限と軽くなった荷物
夕靄の中で僕は揺らいだまま
大人に成ったのかな
今までの選択は間違えていない
他人を愛した故の業
後悔していないはずの街に
西陽の泪が零れた
暮れ六つに燃え盛る太陽;
蜩が鳴らす夏の晩鐘
かつては近くに居たのに
好都合を期待しちゃった僕の所為で
他人の言葉に惑わされ他人の掌で廻され
されど受け容れられたのは信ぜた証拠か
呼吸も難しい日常の隅で
いま何を失くしたのだろう‥
どうして/わからない/もういいよ
いつだって僕らは不都合に逃げてばかり
夕靄の中で素直に成れないまま
歩んでいたのかな
今までの選択は間違えていない
自己を愛した故の業
後悔していないはずの街に
西陽の泪が零れた
「さようなら」
僕は又しても独りに成って
愛し方を忘れました
夕靄の中で僕は子供のまま
大人に成っちゃったのだろう
この世に産まれた以上
出逢いと別れを繰り返すのだろう
不要な過去や不安な未来を持ち
生きるしかないのだろう
あの堕ちる太陽の様に
死んで元々なのだから‥
- 作詞者
霄
- 作曲者
霄
- ミキシングエンジニア
霄
- マスタリングエンジニア
霄
- ギター
鑠琵
- ベースギター
へくぼき
- ボーカル
音楽的同位体 裏命
- バックグラウンドボーカル
音楽的同位体 裏命
- ピアノ
霄
- プログラミング
霄

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くれむつ (feat. 音楽的同位体 裏命)
霄
vox : 裏命
piano / music / lyric : 霄
electric guitar : 鑠琵
electric bass : へくぼき
artwork : 泥水