Mati & HOPE ~It’s Greek to me?~のジャケット写真

Mati & HOPE ~It’s Greek to me?~

トラックリスト

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『Mati & HOPE~It’s Greek to me?~』

作詞・作曲 渡辺 隆 編曲 いたがき ゆうえい
唄 LULUDIA(ルルーディア)

☆楽曲に込めた想い☆

Γειά σας!(ヤーサス!=ギリシャ語で、こんにちは!)

この曲を作ったきっかけは、昨年夏のギリシャへの里帰りの帰路、
アテネから台北への機内(ドバイ経由)で隣に座ったご夫妻が、
メルボルン在住のギリシャ系オーストラリア人で、
「It's GREEK to me.=(ギリシャ人のように)理解できないよね」っという、
ギリシャ人の特性を理解できない人たちが、ギリシャを揶揄したセリフについて、
「オレ達には、『ギリシャを分からない奴らの方が、理解できない』よな!(笑)」と
アツく話し込んだエピソードにあります。

曲名のMati(マティ)とは、
ギリシャで広く親しまれている目玉模様の「魔除けのお守り」です。
古代の船には、幸運な航海を先導するようにと船首に「目」が描かれていました。
ギリシャではマティ、英語圏ではイーブルアイ、トルコではナザールボンジュウとして知られています。
人生の様々な災い、妬み等の邪悪な視線から身を守ってくれると言われ、
ガラスの目玉が邪視を跳ね返し、割れた時やヒビの入った時は、あなたの身代わりに災いや嫉妬を受け止めてくれた時と言われています。

HOPEは希望を意味しますが、ギリシャを「米国」のように漢字で書くと、
「希国」であることもあり、タイトルにしました。


2番の歌詞は、2018年10月に起こった、台湾での痛ましい列車事故のニュースを知り、
「僕を救ってくれた台湾の友人達や、彼等の家族のために、何かできないだろうか」と思い立ち、
東京から台北行きの飛行機の中で、書き上げました。

台湾中部の「台中市」にある「HOPE TENNIS ACADEMY」で、よくテニスをしているのですが、
お世話になったフランス人コーチが、新天地に旅立つことを知り、彼の送別会で歌いたいなあ、という、
人々の「人生の門出」を祝う曲でもあります。

ギリシャと同じ赤土のテニスコートに、毎日毎日、水を撒き続け、選手のために、黙々と日々、裏方に徹してくれている、コートキーパーのみんなへの感謝の思いを込めつつ、「恵みの雨」が降ってくれないかな?という、彼等の願いも表現しました。

列車事故で犠牲になられた方や、その家族や友人の悲しい気持ちなどを、洗い流してくれる
「優しい雨」を願いながら、歌ってみました。

台湾は、湿度が高い以外は、僕にとって、ギリシャを感じさせてくれる特別な国なので、
両国の友好も願い、一つの曲にしてみました。

最後に、2020年開催の東京オリンピックのギリシャ選手団、
そして、世界中で暮らすギリシャ人とギリシャ系移民を応援するとともに、
この曲を聴いてくれた人が「ギリシャファン」になってくれたら、と想っています。

Ευχαριστώ!(エフハリスト!=ありがとう!)

LULUDIA

ジャケット撮影地 アテネからドバイ(アラブ首長国連邦)への飛行機内
撮影 渡辺 隆

アーティスト情報

Luludia Records