あしあと4のジャケット写真

歌詞

足跡

NAZNA

ビル風が 髪をすり抜けてゆく

みんな急ぎ足で 通り過ぎる街角

ショーウィンドウに映る 浮かない顔

私だけ 時計の針が止まったまま

何が悲しいのかも うまく言えなくて

ポケットの中で ぎゅっと手を握りしめてた

ベンチに腰かけたら なんだか急に

視線が低くなって 涙があふれた

理由(わけ)も聞かずに 隣に座った

あなたの気配がなんだか嬉しくて

「大丈夫?」なんて きかない優しさに

救われていたんだね

あなたが止めてくれた歩幅を

私はずっと 忘れないよ

無理に手を引いて 連れ出すんじゃなくて

私が顔をあげるまで 待っててくれたね

あの日の静かな時間が

今の私を 支えているの

いくつもの季節を 見送ってきて

少しずつだけど 笑える日も増えたよ

昔の私に 戻ったわけじゃない

違う歩き方を 覚えただけ

人混みの中で うつむく少女(だれか)と

すれ違ったとき ハッとしたの

あの日の私を 見つけた気がして

思わず立ち止まっていた

気の効いた言葉なんて 見つからないけれど

ただ 隣で同じ空を見上げていたかった

何も言わなくても 伝わる気がしたから

あの日あなたがくれた優しさを

今度は私が 誰かへ渡したい

痛みの理由(わけ)を知らなくてもいい

ただ 一人じゃないってことだけ 伝えたいの

歩き出せるその時まで

ずっとここで 待っているから

誰かの傷口を 塞ぐことはできなくても

同じ風に吹かれることなら できるよね

あなたに返せなかった たくさんの「ありがとう」を

目の前の誰かへ 繋いでゆくよ

あの日あなたが 止めてくれた歩幅を

今度は私が 繋いでゆくの

無理に背中を 押すんじゃなくて

立てない時間を ただ愛おしく想いたい

この街が どんなにスピードを上げても

ここだけは ゆっくりと時が流れる

行き先なんて 今は決めなくていいよ

誰かが誰かに 合わせた歩幅が

明日への地図になってゆくから

私もまた迷ったときは

誰かの隣で 足を止めるのかな

優しさはこうやって 足跡になってゆくね

  • 作詞者

    NAZNA

  • 作曲者

    MAPP

  • プロデューサー

    MAPP

  • レコーディングエンジニア

    MAPP

  • ミキシングエンジニア

    MAPP

  • マスタリングエンジニア

    MAPP

  • グラフィックデザイン

    MAPP

  • ボーカル

    NAZNA

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『あしあと1』『あしあと2』『あしあと3』から続く、NAZNAの歩みを辿るアルバムシリーズ第4弾『あしあと4 / Footprints IV』。

夜の静けさや冬の光、過ぎてきた時間の余韻を感じる楽曲を中心に、これまで発表してきた作品と、音楽配信サービスでは初めて配信される楽曲、そして新曲『足跡』を収録。

ここまで歩いてきた道の途中には、出会いや別れ、迷い、笑顔、そして忘れたくないたくさんの景色がありました。

ひとつひとつの曲に残された「あしあと」を辿りながら、NAZNAがこれまで歩いてきた時間と、その先へ続いていく景色を感じていただけたら嬉しいです。

月は満ちても、道はまだ続いています。

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