なんか食べたいわけじゃないんだけどのジャケット写真

なんか食べたいわけじゃないんだけど

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トラックリスト

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高度に洗練されたスタジオ制作の光沢や、ピッチ補正(オートチューン)で整えられた完璧なボーカル、そして安易なTikTok向けのトラップビートや映画的な盛り上がり(cinematic swell)を100%パージ。「特にお腹が空いているわけでもないのに、深夜に何度も何度も冷蔵庫のドアを開け閉めしてしまう、あの都市生活者の奇妙で無意味なルーティン(primitive hook loop)」を、徹底的な脱力感と生活音のなかでドキュメントした、BPM90前後の極上ローファイ・ベッドルームポップ(lo-fi bedroom pop)です。

最大の快楽は、プロフェッショナルなミックスや小綺麗に計算されたインディーロックの枠組みを完全に拒絶し、偶発的に生まれたグルーヴ(accidental groove)と、演奏ミスやノイズ(human error kept in)をすべてそのままパッケージした歪な音響設計。全編を支えるベースラインの代わりに、低く唸り続けるリアルな冷蔵庫のモーター音(fridge hum drone)と、かすかに遠くを通り過ぎるコンビニの環境音(convenience store ambience undertone)が、不健康な深夜の空気感を再現します。マイクの振動板に唇が圧着する2cmの超至近距離で捉えられた声は、歌うことを放棄した囁きのチャント(whispered chant)から、自身のマぬけな行動に思わず吹き出してしまうリアルな笑い声(laugh interrupting lyric)まで、生々しい人間味のディテールを全録音。サビ(コーラス)に突入した瞬間、声を張り上げる(explosive)ことなく、ステレオ幅が左右140%のパノラマへと全開放され、部屋の壁の向こうから突如として合流する謎の宅録軍衆(group chant entrance unexpected)が「また! また!」とシュールに呼応します。

リズムセクションには、意図的にデジタルグリッドからズレたスネア(late snare)と、舌を鳴らす音や呼吸(mouth sounds as percussion)が配置され、中盤のブリッジではテンポが半分にのしかかる過激な引き算(half-time collapse)を敢行。演奏が完全にストップする「3度のフェイク・エンディング(fake ending ×3)」というリスナーを煙に巻くトラップを仕掛けながら、最後は「また、また、また…」と繰り返されるマントラ的な呟きの途中で、リミッターがゲートをプツンと閉じるようにノーモーションで遮断。残響を1ミリも残さず、冷たい静寂(abrupt cutoff — mid-chant)のなかへプツンと着地する、究極の引き算を施した大傑作アート・ミニマリズムです。

アーティスト情報

  • Negi0723

    Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。

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