リリース日: 2026/08/09
※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
NOROMA、衝撃のデビューシングル『あゆみ』
10代で上京し、欲望と泥に塗れた「東京」という街で泥臭く生き抜いてきた乱四郎。
その半生は、常に「表現すること」への狂気的な葛藤と戦いの連続だった。
NOROMAの始動を告げるデビュー曲『あゆみ』は、彼が歩んできた熾烈な足跡であり、これから先も生き続ける表現者としての苛烈な宣言である。
サウンドの骨格を成すのは、脈打つヒップホップのグルーヴをロックバンドが生演奏で叩きつけたような、荒々しくも重厚な生質感。エモーショナルに叫ぶギターソロ、唸るベースとリズムが、泥泥とした現実を切り裂いていく。
サビの最後に幾度となくリフレインされる印象的なフレーズ――「もういいかい?まあだだよ」。
幼少期の童唄を思わせるこの問いかけは、楽曲の展開とともにその表情を劇的に変えていく。
前半、それは折れそうな己に対する「もう諦めたらどうだ?」「いや、まだだ!」という必死の抗いとして響く。
しかし物語が終盤へ向かうにつれ、その意味は変貌を遂げる。「よくやった、もう十分だろう?」「いや、まだまだ表現し足りない!」――狂おしいほどの執着と、溢れ出る衝動の証明へと昇華していくのだ。
「例え80歳を迎えても、この衝動が衰えることはない」
生きること、そして表現し続けることへの底知れぬ執念を叩きつける、NOROMAの原点にして極限の一曲。
かつて寺山修司率いる「天井桟敷」のメンバーとして、その非凡な表現才覚を現した乱四郎。クリエイターとして揺るぎない地位を築いた彼が80歳を目前にして手にした新たな武器は「未来へ残す言葉」だった。 音楽ユニット「NOROMA」は、乱四郎の言葉の原案を軸に、長峰大がラップと楽曲原案を担当。それらすべての要素を、音楽家/ギタリスト・志太郎-yukitaro-が緻密なサウンドデザインによって再構築し、プロフェッショナルな音楽作品へと昇華させる。 長峰の既存の型に囚われないラップを基軸にしながら、楽曲によってはSynthesizer V(歌唱ソフト )の導入、ゲストシンガーを客演に迎えるなど、その手触りは極めて多様。志太郎による鋭利且つ情緒溢れるギターが華を添えるサウンドは、既存のジャンルに収まることを拒絶している。 国境も時代すらも飛び越え、今、そしてこれからを生きる全ての人々に深く深く染み込むメッセージが、そこにはある。 80歳の初期衝動と、円熟した技術が激突して生まれる「NOROMA」の音楽は、加速しすぎた現代に対する、最も遅く、最も鋭いカウンターである。