

ラララ…
ふれあい通りのさかな屋勤務じゃ
ものたりないから
足りない子は
ちょっと世界をしくじって
夢見るおさかなと話すけど
ほんとは
体の温度とおんなじ濃度の
退屈がそばにいて
誰も、どこにも逃げられないんだよ。
お月さんにすがりついて
滑らかに、今夜落ちるんだね
でも、靴履いて
ほら、わがまま言うなよ。
駅前 定期の払込
ラララ…
おつとめ品のおさかなが
「ぼく棄てられちゃうの?」
って泣き止まないから
こんな世界は悲しくて一緒に泣いた
夕焼けのあの人は
B級映画の感動シーンみたいな
「ずーっとそばにいて。」
ほら、きっとどこにも逃げられないんだろ
夢になったこの世界に
生まれちゃったのは、怖かったね。
もう大丈夫、怯えることないよ、と
さかなに刃物を突き立てた
シニカル 死に軽りティ→濁る
転がった
まな板に溢れていく
死に軽りティがまた濁る
ほらキッチンペーパーに包まっては
シニカル 死に軽りティ→濁る
小さく「さよなら。」とか言うんだよ。
ほのかにずっと苦しくて
でもどーにもできないね、トホホ…
静まり返ったよ。
ほら、こころの遺体がね
まだコンロの中で眠っているんだよ
さあ、全部忘れようね。
夢になってしまうほどたしかにわたしは今日で
もうどこにもいないから
あの子のところにいかなくちゃ。
シニカル 死に軽りティ→濁る
焦げついた皮目からとろけてく
粘土みたいなくちどけや
つらなっては泣いていた永遠もね
シニカル 死に軽りティ
濁り、なくなってしまうの怖いでしょう。
秋刀魚は目玉も食べられる
シニカル 死に軽りティ→濁る
でも税金払わなきゃ、でしょ?
シニカリティがまた濁る
ほら帰りのスーパーが特売日だ!
シニカル 死に軽りティ→濁る
焼きついて忘れられない…
でも明日はずーっと楽しくて
もう、どうにもならないね、トホホ…
密閉式のゴミ箱に最後は
詰められちゃって
わたしのぜんぶは
こんなゆっくり死んじゃったんだね。
- 作詞者
電ǂ鯨
- 作曲者
電ǂ鯨
- プロデューサー
電ǂ鯨
- プログラミング
電ǂ鯨

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- ⚫︎
シニカリティ
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