Lyric

またねが嫌で夜を過ごすため借りたワンルーム

「新居祝いだよ、2人で聴けるでしょ」

空けた棚も嬉しそう

「リールで流れて一目惚れしたの」

雑に開けられた箱もまだ捨ててないよ

君と流した日々

その音はカセットテープみたいに

この部屋にあたたかく残っている嗚呼

2700と60秒には収まるわけないほど

またねが無くて君が当たり前になって僕は

別れ際のキス　お決まりのアイス　忘れてしまってたよね

「最近2人であの曲聴けてないね」

君のサイン早く気付けてたらな

ベランダで眺めた　君の横顔（かお）はラキストの煙で白く儚くボヤけていたんだ嗚呼

1人になって吸いたくなっても、もう美味しくないな

夜開くドア　見つめ合って語り明かしたベッドも

この机も棚も全てが音を奏でてる

ゆったり　心地いい　はずのあの曲

今は　悲しいんだ

巻き戻して

2人あの日々をカセットテープみたいにもう一度なぞれたなら

、、、なんてさ嗚呼

泣き顔見せてよ笑わせてくれよ

君の帰り待つから

また曲を流しながら