湿った言葉、擦る目擦る目
トマトが的だと思って射った矢
おぼろげおぼろげ
じんわりと光る月に
照らされていなかったら
どうなっていただろうか
へたった針金帽子持ってもっと冒険
あの山登ろうと思って家を出たのに
気付けば素潜り海の中
うちは何時でもこんなもんさ
解ってりゃそりゃ当然疑うぜ
浮かばぬ手札が数㎝で
散る散るはらはらぶっ刺さる断片
登り坂なら下って行く
そっと逆上がりする奈落の底
どぶねずみみたく何も着けずに
誰の目にも触れずにいる赤鬼
教えてくれてありがとう
ここだけ晴れてても意味無いみたい
雨雲を引き連れてどこまで行くんだ
七つの地図を転がるんだ
濡れた刃で果実を切る
乾いた方の手でつまんで食べる
4等分を一人で平らげる僕の勇気を
君は見たいだけさ
出鱈目の中で描かれたままでさ
出鱈目の中で描かれたままでさ
どろろ、轟く稲妻号砲
ひたすら翻弄するあの五本指を
君は見たか
容易い模倣で
頬を殴ろうものなら
もうそれこそほんの一瞬のロウソク
構想する音速で駆け抜ける
ポンコツの方法論
押し問答より主水のうなぎ
閃くフィラメント
応答する音、唐突に落とす雷花火
すすだらけの風景袖で拭け
曇天から点々灯ぽつぽつと
昼の闇と夜の光による
明暗分けるオセロゲーム
灰色の空が水に流す
いつも世界は正解だらけだし
減点法考案した側の僕ら人間が
減点の対象になっちゃってる感
否めない
火種はね涙では消えない
拭ってからおっ立てた
ハンカチの旗を掲げて
なびかせてはハタハタと
狭間で誰かの目に留まれ
導火線を溶かせ
いい面構えのオンパレード
出鱈目の中で描かれたままでさ
出鱈目の中で描かれたままでさ
サイケな破壊者に
打ちのめされても足掻いてさ
幼気な理解者に
失ったものを貰ってさ
サイケな破壊者に
打ちのめされても踊ってさ
幼気な理解者に
ふざけて怒られていたいのさ
〈♪〉
- 作詞
雲のすみか
- 作曲
雲のすみか
雲のすみか の“おぼろげ曇天すすだらけ”を
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- 1
Y.M.O.
雲のすみか
- 2
made in 泥団子
雲のすみか
- ⚫︎
おぼろげ曇天すすだらけ
雲のすみか
- 4
散っても咲く花
雲のすみか
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ルミナの青
雲のすみか
- 6
a local tent war
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てふてふ乱舞
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yaa la
雲のすみか
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夢の夢の夢
雲のすみか
- 10
ナイトメアロールシャッハテスト
雲のすみか
ヒップホップとエレクトロニカと空想民族音楽を、タテ・ヨコ・ナナメに縫って、RapとInstrumentalのボーダー柄に仕立て上げたAlbum。Mix&マスタリングは、Illicit Tsuboi氏によるもの。
今作で追究したのは”淀みカラフル”。くすんだ彩色は雨の商店街か、はたまた湿地帯に生い茂る草花か果実か。サンプリングによって作られ、editされた多種多彩な音の断片は、不思議な行進性を生み、この”淀みカラフル”の血となり肉となった。その中で、私生活と比喩はFlowし、ざぶざぶと水を蹴り上げ、叫びながら走り去って行った。
(『テテロルルロ』とは、雫や雨がしたたる様子を表した言葉である。)
アーティスト情報
雲のすみか
Rapper / Trackmaker hiphopと空想民族音楽を表現するサンプリングナード。 インディペンデントレーベル『天日ら。』より世界へ発射。
雲のすみかの他のリリース
天日ら。