Lyric

またきするまに　ときのすなは　こぼれてしまう

てのひらのなかには　なにものこらずに

なにものにもなれず　なにかを

なしとげることもできずに

ただ　ひびに　ながされ　としを　かさねて

ひとは　なぜ　ゆめを　おいかけるの

ゆめ　やぶれて　ただ　なくるだけなのに

ああ　つきのひかりに　なぐさめられて

こんやも　わたしは　いきる

でも　あきらめない　あしたを　しんじて

ゆめを　おいかけずにはいられない

しあわせになりたくて

とりかえしのつかないものを

どれほど　なくしただろう

たいせつなものだと　きがつかず

どれほど　まがいものを

つかんでしまったのだろう

あまいことばに　みせられて

ひとは　なぜ　ほんとうの　あいが　みえないの

なくして　はじめて　おろかさに　きづく

ああ　つきのひかりに　なぐさめられて

こんやも　わたしは　いきる

でも　涙は　みせない　あしたを　しんじて

ゆめを　おいかけずにはいられない

しあわせになりたくて

しんじつのものは　いつも　とおくて

めのまえにあっても　みえないもの

そんなことも　わからず

ときを　どれほど　むだにしたのだろう

きれいだった　しろい　てが

きがつけば　しわだらけのて

なくしたものは　もう　もどらない

あのひとは　かえらない

それでもいいの　まつわ

ああ　つきのひかりに　なぐさめられて

こんやも　わたしは　いきる

でも　ふせない　あしたを　しんじて

ゆめを　おいかけずにはいられない

ばらいろの　ゆめが　たとえ

はいろの　なげきに　いろあせても

わたしは　ゆめを　みる　ゆめおいでいい

まんてんの　ほしが　やがて

まっくらな　やみに　おおわれても

わたしは　ゆめを　みる　ゆめおいでいい