近所の公園のジャケット写真

陳列された案山子を横目に腑を抉り喰う

見せモンじゃねぇ 生きるためだ

それともテメェの目ん玉くれるのか?

空は狭く 朝に飲み込まれ

無垢な少年の瞳に不死鳥が写る

羽を拾い上げ 救いの詩を残した

惨劇を笑う少年

澄み渡る青に黒点

交わる事のない世界を嘆く旅人は狂も哀を唄う

空に高く 藍に吸い込まれ

無垢な烏は ひたすらに宙を撫ぜる

地に抉りついた 夢を見続けていたい

愛だけが 夢だけが 希望が 光が

欠ければつまらないのだろう?

何度も問う 何度も

足掻く「生」の儚さに

ただ「命」は晴れに包まれゆく

されど日々を喰う

俺には関係ねぇけどな。

  • 作詞者

    ワタナベナオキ

  • 作曲者

    ワタナベナオキ

  • プロデューサー

    ワタナベナオキ

  • ギター

    ワタナベナオキ

  • プログラミング

    ワタナベナオキ

近所の公園のジャケット写真

ワタナベナオキ の“烏”を

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~近所の公園小話~

「近所の公園」という一見穏やかなタイトルにも関わらず、収録された曲はノイズ、パンク、ハードコアからバラードまで様々です。

学生時代の友人の思い出に、公園で草野球の最中、不審者の老人に難癖をつけられそれに逆上しバッドで半殺しにしたという話がありました。

僕はそれを聞き「あぁ、公園って老若男女問わずなんでもありの場所かもな」と思い、身近な思い出を綴ったなんでもありのアルバムを作ってみました。

本作品はカセットテープのA面とB面からなる構造をメインに考え作られています。
A面では一曲目の16:32から荒々しく始まり次第に曲は陰鬱になっていきますが、B面は時間を巻き戻すように16:32の逆再生バージョンである4:32に始まり、少しずつ曲調が明るくなっていきます。

僕自身、幼少期寂しいときは家にあったカセットテープを聴いて過ごしていたこともありまして、そんな過去にもう大丈夫だぜ、と今の自分が作った近所の公園という曲でこのアルバムは完結します。

チープでどこか懐かしい。懐かしい事だらけに浸ることもたまにはあっていいし、そんなときに「近所の公園行こうかな」なんて思いながら聴いてみると、よりこのアルバムが楽しめるのではないでしょうか。へへへ。

アーティスト情報

LUCY LOVE records

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