

手かじかむ冷え込んだ部屋夜風は吹かず
身震う目が慣れていく
記憶辿って触れる聞こえる
鼓動痛む黄昏に「何」を見ている?
咲いた黒い華起伏傷より宛もない涙溢れる
網に染める道徳を彼方に幾度も繰り返し
貴方はもういない
映る水仙は街並みに消えてゆく
唯に蝕まれ
また空を慈しむ
放たれた芽点火夢うつつ
宛もない雨に満ちる
別れ告げた殻 溜息をつく
瞼の裏に残る冬の幻
夜月の明かりに背に咲いていた
肌身離さず首に飾ってた
少しずつ憂う彼誰の中
浮かび上がる十月桜
映る水仙は街並みに消えてゆく
唯にしがみつけ
また空を慈しむ
言葉に秘められた真理に唾を吐き
知らぬが仏ともあれこれみよがしに
嗚呼
- 作詞者
ワタナベナオキ
- 作曲者
ワタナベナオキ
- プロデューサー
ワタナベナオキ
- ギター
ワタナベナオキ
- プログラミング
ワタナベナオキ

ワタナベナオキ の“冬”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
16:32
ワタナベナオキ
- 2
烏
ワタナベナオキ
- ⚫︎
冬
ワタナベナオキ
- 4
愁
ワタナベナオキ
- 5
花
ワタナベナオキ
- 6
4:32
ワタナベナオキ
- 7
デモテープ
ワタナベナオキ
- 8
イルカの夢でさようなら
ワタナベナオキ
- 9
さぶがーる
ワタナベナオキ
- 10
近所の公園
ワタナベナオキ
~近所の公園小話~
「近所の公園」という一見穏やかなタイトルにも関わらず、収録された曲はノイズ、パンク、ハードコアからバラードまで様々です。
学生時代の友人の思い出に、公園で草野球の最中、不審者の老人に難癖をつけられそれに逆上しバッドで半殺しにしたという話がありました。
僕はそれを聞き「あぁ、公園って老若男女問わずなんでもありの場所かもな」と思い、身近な思い出を綴ったなんでもありのアルバムを作ってみました。
本作品はカセットテープのA面とB面からなる構造をメインに考え作られています。
A面では一曲目の16:32から荒々しく始まり次第に曲は陰鬱になっていきますが、B面は時間を巻き戻すように16:32の逆再生バージョンである4:32に始まり、少しずつ曲調が明るくなっていきます。
僕自身、幼少期寂しいときは家にあったカセットテープを聴いて過ごしていたこともありまして、そんな過去にもう大丈夫だぜ、と今の自分が作った近所の公園という曲でこのアルバムは完結します。
チープでどこか懐かしい。懐かしい事だらけに浸ることもたまにはあっていいし、そんなときに「近所の公園行こうかな」なんて思いながら聴いてみると、よりこのアルバムが楽しめるのではないでしょうか。へへへ。