江戸Lofi— 万紫千紅のジャケット写真

歌詞

べらんめえ

Liminal Reverie

べらんめえ!

どの面下げて 帰って来やがる!

べらんめえ!

障子の灯りが 揺れている

誰の香り

つけて来たんだい!

その一言で

酒も 冷めちまう

べらんめえ!

おっかねぇのに 綺麗だねぇ

川辺の 酒屋で

愚痴巻きゃ 夜更け

月ぁ 綺麗で

酒ぁ ぬるくて

どうでもいいよな

話をしてりゃ

気づけば 足ぁ

家へと 向いてた

暖簾を くぐれば

しんとした 部屋

小せぇ 行灯

ぱちりと 揺れて

腕組みしたまま

こっちを 睨む

おめぇの その目に

弱いんだよなぁ

また 朝帰りかい

ほんと 性のねぇ

怒ってるくせに

飯ぁ 残してる

別に 待ってや

いなかったけどさ

その言葉ほど

あったけぇんだ

べらんめえ!

どの面下げて 帰って来やがる!

べらんめえ!

障子の灯りが 待っていた

誰の香り

つけて来たんだい!

煙の 向こうで

唇 尖る

べらんめえ!

怖いくせして 優しいねぇ

……

夜の 路地裏

ふらつく 足

酒と 煙で

ぼやける 目

月ぁ 笑って

川辺を 抜け

朝まで 飲もうと

馬鹿な 騒ぎ

けどよ 結局

向かうぁ 家

行灯 揺れてる

おめぇの 部屋

障子の 影に

腕組む 姿

やべぇと 思って

目ぇ逸らす 俺

誰の 香りだい

……あぁ 出た出た

その一言で

胸が どくどく

紅でも ついてりゃ

大騒ぎ

けども その声

なぜか 心地いい

長屋じゃ 一番

怖ぇ 女

なのに いなけりゃ

静かすぎる

べらんめえ!

……へいへい すんません

けどよ そんなおめぇに

惚れてんだぜ

紅ついた 襟を

ぐいっと 引っ張り

みっともないねぇ

背中を 叩く

けども その手は

どこか 柔くて

本気で 嫌われちゃ

いねぇと 知るのさ

長屋の 外じゃ

格好つけても

家じゃ おめぇにゃ

敵いやしねぇ

早く 入りな

その一言で

なんだか 今日も

救われちまう

べらんめえ!

どの面下げて 帰って来やがる!

べらんめえ!

障子の灯りが あったけぇ

誰の香り

つけて来たんだい!

怒ってるくせに

味噌汁 よそう

べらんめえ!

そんなおめぇに 惚れてんだ

からん ころん

下駄を 脱いで

静かな 部屋に

味噌汁の 匂い

……早く 寝ちまいな

べらんめえ

それが なんだか

幸せでさ

  • 作詞者

    Liminal Reverie, shintaro

  • 作曲者

    Liminal Reverie

  • プロデューサー

    shintaro

  • 共同プロデューサー

    Liminal Reverie

  • プログラミング

    Liminal Reverie

江戸Lofi— 万紫千紅のジャケット写真

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雨に濡れた石畳。
遠くで鳴る三味線。
言えぬ想いを胸にしまい、
今夜も町娘は灯りの下を歩いてゆく——。

『万紫千紅』は、
江戸に生きる女性たちの“恋”と“情景”を描いた
Edo Lofiアルバム。

叶わぬ片想い、
すれ違う恋、
帰り道の遠回り、
雨宿りの沈黙。

提灯の灯りや川面の揺れを、
Boom Bap / Lofiのビートに溶かし込み、
“江戸なのにどこか現代的”な
リミナルな夜を映し出す。

可憐で、切なく、
それでもどこか強く生きる。
そんな町娘たちの心音を集めた作品。

“好き”の一言が言えない夜ほど、
月は綺麗だった。

アーティスト情報

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