Pointy-haired cat ~You've become quite beautiful~ Front Cover

Lyric

Pointy-haired cat ~You've become quite beautiful~

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「とんがった猫ってキミのことかい」

転校初日の男子が聞いてきた

「どこのくだらない噂?」

いい根性してるこの男子

「どいてくれる? そこにいると視界に入る」

「本当だとんがってる」男子が苦笑した

「どかなきゃ コカンを蹴り上げる さぁどうする?」

「ならば、コカンの痛みに耐えよう」

どこかの知らない転校生は少しヘンなヤツだった。

「用件は?」って聞くと

「キミを口説いてみたい」

「動機は?」って聞くと

「暇だから」

「なら、私のどこがいい」って聞くと

「これから探してみるよ」ってヘンなヤツは上から言った

「キミ暇そうだし失恋して、今はフリーだろ」

どこまで無神経!

「どこの探偵なのよ?」

「キミ、酷い振られ方だったって? とんがった時期はその辺りだね」

「キモいよキミ」耐えられずコカンを蹴り上げようとした

「マジか!」

「マジよ!」

でもキモいヤツは無神経を続けた

「キミは心を開いて踏み躙られた もう2度とそんな経験をしたくない そこで鎧を纏ったんだね」

私は驚きまくった、そして動揺

「キミ メンヘラのカウンセラー気取り?」

「面白いこと言うね」とキモいヤツは笑った

その時 私は一瞬混乱した

キモいヤツの笑顔には見覚えがあった

「ゆうちゃん?」

「そう、キミの最初のオトコ」

「変な言い方しないでよ」

「だってそうだろ」

「小五の時でしょ」

「そう その小五の時に言ったろう? キミ」

「何を?」

「ボクと結婚するって!」

「はぁ?」

「覚えてないの?」

「…覚えてる」

「じゃあ、始めよう」

「何を」

「恋人からだよ」

「正気で言ってる?」

「キミにはその責任がある」

「責任?」

「直後に転校して消えたのはキミの方」

「その時ボクは大失恋した」

とまた笑った その笑顔

「でもゆうちゃん 随分雰囲気変わったね」

「それはこっちのセリフ 随分綺麗になったねキミ」

そして真っ赤な私に言った

「とんがった猫」でいるのは勿体ないよ」

「天真爛漫なキミに戻ろう!きっと、その方が人生楽しいよ」

私はおどけるように言った

「あーぁ、結婚するなんて言わなきゃよかった」

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「とんがった猫」
〜随分綺麗になったねキミ〜

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