歌詞

透明な地図を描いて 何も染まらずに歩いていきたい

駆け抜けた頃にはきっと何か変わっている そんな気がしていた

前を向いて走っていたら

立ち止まり方も分からなくなっている自分がいた

境界線の悲しみが燈す日の中で

確かにある微かな感情が満たされ続けている

存在感を奪ったって何も消せやしない

いつか見える景色の向こう側で

想いが届いていくから

悲しみや喜びなんて初めからずっと近くにあるんだ

失くしたら二度と戻らない そう決めつけないで 気づかないだけ

ただ不器用だっただけかな

これから先のことだけ思ってずっと生きてきた

そんな簡単に今までを変えるなんて出来ないけど

少し立ち止まるくらいは誰に許されなくたってもいいよ

終着点の悲しみが訪れる中で

不意に見せる高鳴る感情が止まずに溢れ出すよ

存在感を奪ったって何も消せやしない

いつか見える景色の向こう側で

想いが届いていくから

どうしてこんな夢中になって前ばかり向いて走っているんだろう

ふとした時に気づいてしまうよ

残してきたはずの軌跡が今はどこにも見えなくなっていて

正しいことをしていたと言えなくなる

君だって僕だって誰も知らなくて

教えてほしいだけ ここにいる意味を

後悔や悲しみはきっと消せなくて

鳴り続ける音に紛れながらこの先も続いていく

存在なんて儚くなっていつか消えるから

その時まで僕の両手だけはずっと握っていてほしい

待っていたこの時は君の手の中で

最後にほら伝えたくなっていて諦めが頬に触れる

存在感を奪ったって何も消せやしない

いつか見える景色の向こう側で

想いが届いていく どこまでも響いていくから