歌詞
無色透名のシンデレラ
ルルフィP, IA
とある無色透名祭で-
全曲チェッカー君は
とあるボカロ曲を聴いた
それはこんな曲だった
「ボカロPの才能を捨てたい
なまじ才能があるせいで
上を目指してしまうけど
目指す道のりは遠い
あの人たちに比べれば
自分は名もなきボカロPで
ああ 追い越され続ける運命
ボカロPにずっと憧れていたのに
こんなはずじゃなかったのに
曲を聴いてもらいたかっただけなのに
人と競うためにボカロPになったんじゃない
曲を出してもろくに評価もされず
人気のある人だけがもてはやされる世界
劣等感を味わうくらいなら
自分だけのものにしておけばよかった
もう戻れない
好きだったボカロ曲も全部iPodから消した
全員がライバルだ
才能なんてなければ
この透名祭を最後にボカロPなんかやめてやる
いいねなんてもういらないから
この愚痴を誰かが聞いてくれるなら
それだけでいい」
その匿名の曲に彼は涙した
流行りの曲とは違うけど
素直な思い 曲にできる才能を
全力で応援しなければ
「この曲のPはどなたですか? どうか名乗りを上げて下さい
ありのままの思い
僕の胸を打ちました
あなたの曲が大好きだ どうかボカロPをやめないで
どうかやめないで・・・」
嘘でもいいから推されたい
ハイエナPがたかるけれど
彼らの曲を聴いても
あの面影はない
かつてのチェッカー君のボカロ曲
「ボカロPになりたい」
再生数は7回
唯一のコメントは「分かる」
これが精一杯のクオリティ
自分にはボカロPなんて無理だ
その代わりボカロ曲は全部聴こう
ボカロ曲が大好きだから
大好きだから・・・
チェッカー君の曲に同じ人からコメがついた
「ありがとうございます あなたのおかげで僕は
ボカロPを続けたいと思うことができました
僕もあなたの曲を聴いて
ボカロPを始めてみたんです」
あんなにショボイ曲でも誰かをぐっとつき動かし
才能開花させ 神曲を生みだすんだ
クオリティが全てじゃない たぎる思いを伝えるんだ
僕が探してたシンデレラは
僕の初めてのファンだったんだ
- 作詞
ルルフィP
- 作曲
ルルフィP
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無色透名のシンデレラ
ルルフィP, IA
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無色透名のシンデレラ
ルルフィP, IA
2023年11月の無色透名祭で出した曲です。
【ストーリー】
全曲チェッカー君が無色透名祭でとあるボカロ曲を聴いて衝撃を受け、作者のボカロPを探そうとするが見つからず・・・
そして最後には奇跡の展開が。