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吹奏楽界を先導し続ける、今や定番の人気シリーズ「NAC」の第10弾!
記念すべき第10弾となる今作の注目は、このCDのために加筆修正を行った《交響的印象 「教会のステンドグラス」より》。 編曲作品の安定感とサウンドの良さに定評のある森田氏が、もとになったピアノ作品と管弦楽スコアを細かく比較検討し、既成の編曲版よりも演奏しやすく工夫を凝らしている。
その他5曲は、いわゆる「トランスクリプション」(原曲から楽器を置き換えただけのもの)ではなく、習熟した日本の作編曲家による本当の意味での「アレンジ」(原曲を受けて、吹奏楽という形態に合わせて編曲家独自の解釈で書き換えたもの)。
原曲が管弦楽作品でない「アイリッシュ・ハープと歌」([3]-[7]ケルト民謡による組曲 第2番)や「オルガン曲」([9]幻想曲ト長調)、「ピアノソナタ」([10]おお、神秘なる力よ!)といった作品や、「作曲者の意図を逆手にアレンジ」([8]豪華な三文音楽)、「オペラの抜粋メドレー」([11]歌劇「愛の妙薬」より)のような原曲は管(弦)楽作品でありながらも新たな楽曲として生まれ変わったものと、どの曲もこれまで様々な名作を世に生み出してきた妙手により、これまでのアレンジ作品とは趣向の異なった吹奏楽界に新たな一石を投じる作品ばかりとなっている。
陸上自衛隊中央音楽隊は、1951年(昭和26年)6月、陸上自衛隊の前身である警察予備隊の音楽隊として発足し、以来70年以上にわたって日本を代表する吹奏楽団として歴史を積み重ねてきた。 防衛大臣直轄の音楽隊である中央音楽隊は、国賓・公賓の歓迎行事での特別儀じょう演奏を延べ100ヶ国、1500回以上行い、これらの功績により2015年、内閣総理大臣「特別賞状」を受賞した。 また、オリンピックをはじめとする国家的行事にも数多く参加し、首都圏で開催される定期演奏会及び室内楽演奏会、全国各地へのコンサート・ツアーやオフィス街におけるコンサートのほか、日本武道館で行われる自衛隊音楽まつり、陸海空自衛隊合同コンサート、21世紀の吹奏楽“響宴”やジャパン・バンド・クリニックへの出演、CD録音など多彩な演奏活動を行うとともに、全国の陸上自衛隊音楽隊員に対する教育も担当している。 さらに、韓国(2002年、04年、11年)、フィンランド(2014年)、英国スコットランド(2017年)、ロシア(2019年)の国際軍楽祭に参加や、米国陸軍軍楽隊・海兵隊軍楽隊、ドイツ連邦軍参謀軍楽隊との共演、ミッドウェスト・クリニックへの出演などを行うとともに、2015年からはパプアニューギニア国防軍軍楽隊の能力構築支援を行うなど、音楽を通じた国際交流に貢献している。
ブレーンミュージック