終電で帰る 街は少し騒めいていて
ちょっとだけ 後ろ髪引かれる
あなたの声はもう遠くて
ねぇもう 思い返してみたって
いいことなんかは何にもなくて
そう 子供の頃覗いたビー玉のキラキラなんかなくて
ふっと 嘘を本当みたいに売りつけるあなたは知らない未来
はっと 息を切らして乗った電車の中
世界が霞むの
いくつもの夜を越えて わたし
成長したりしなかったりする
真っ暗な鏡に映る
わたしを今日だけは褒めてあげて
息を吸うように ありきたりな恋したいのに
どうして? わたしと来て
あなたの声で朝起こして
ねぇもう 毎朝目覚めは最悪で
朝まで一緒にいたって
本当のことは何もわからなくて
学生、サラリーマンとすれ違う駅までの道はもう最悪で
それならいっそまたね
夢の中で会えたらいいね ばいばい
あいつのセリフが
スーパーディストーション
ペンギンはディストラクション
わたしの恋にクラクション
あの子にとってはアトラクション?
恋は楽勝?愛は無償!
目指すはいつでも不戦勝!
嘘でしょ 景色がスローモーション
恋ってサイエンスフィクション!?
いくつもの夜を越えて わたし
成長したりしなかったりする
真っ暗な鏡に映る
わたしを今日だけは褒めてあげて
- 作詞
CHANRI
- 作曲
CHANRI
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- ⚫︎
わたしは真夜中
ハイとローの気分
「いくつもの夜を超えて、わたし、成長したりしなかったりする」
そんな日々成長したりしなかったり、なゆるふわ終末ポップバンド、ハイとローの気分1年ぶりのニューシングル。Vo.Gtりっちゃんのフラットかつエモーショナルな感情が、揺れる4つ打ちのリズムと重なり、真夜中を1人で歩く薄暗い楽しさを感じさせる一曲だ。バンドのこれまでの楽曲と比べ、シンセパートを前面に押し出したアレンジはデジタルネイティブな現代の音楽を写し出しつつ、楽器隊の演奏は変わらずギラっと技の光る、ハイとローの気分にしか出せない独特の世界観が広がっている。バンドの新しい一面が垣間見える個性的な一曲。