

風も死すような昼が続くから
隣に誰もいないことを思い出した
あのCDが売り切れていたから
ふと自分の現在地を思い出した
あの時代のシャツを着て
あの時代の音を好いて
はるか未来を思い出す
駅から20分の場所を目指して
下手な歩き方で 道も聞かず
枯れた雑草を踏みつけて
秋を待ってみたりする
前髪が伸びてきたことへの
行き場のないストレスと隣り合わせ
数ヶ月ぶりのお酒は忘れていた
浮遊感を容赦なく運んでくる
駅から20分の家にも着けない
下手な歩き方で 道も聞かず
なつの亡骸を踏みつけて
秋を待ってみたりする
雑草が生き生きと
苦瓜のつるは伸びる
7日目の蝉はないて
私よりも弱く あつく 強く
駅から20分の場所を目指して
下手な歩き方で 道も聞かず
枯れた雑草を踏みつけて
秋を待ってみたりする
君を待っていたりする
- 作詞者
江藤 つぐみ
- 作曲者
江藤 つぐみ

ニジッセイキ の“灼くる日”を
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