歌詞は続くまだ毎日
逃げこんだ
自分の世界
それだけじゃ足りない
刻まれてる
この名前には
いくつの葛藤それとバックボーン
ファミリーの分も
知ってる
報われることのなかった人達
睨んでるその
目 赤い火となり
燃やすのは俺らの人生
どこか何か足りない子供
だから
互いをクズとよぶの
地元には孤独はない
だけども何だか逃げたい
走る国道157
糞な気持ち名前に付けてくれ
何杯の麻酔空にする In the club
抜け出した先なら
傷のない痛み 溢れてた
受け止める器はどこにもない
信号のない交差点で喘ぐ
本当のハイがここ来るまで
巻紙の代わりに燃やした金
雨だけがまだ俺を締め上げる
点滅するサイレン 曇りから嵐
雨が降って涙を誤魔化す
クソみたいな話性懲りない
嘘はつかないが死にそうさ
けどそんな時に呼んでくれ名前
盲目の目を開けときな
俺の名前 浴びせる体中
蒼色の魔法 叫んでる音
葉脈のように流れる本当
お前らの名前を聞かせろ一晩中
また街から消えてく人がいる
けど俺らは
お前を呼んでいる
もう一度お前を呼んでみる
割って抜けるガラス張り
アルバムから剥がす写真
ビルの谷間埋めるマニーに
溺れていないか確認
俺らから名前奪うヤツら
お偉いさん
まるで湯婆婆
頭の中 犯されてる my life
繰り返してる
首輪離しな
俺だってバッグの中には
何枚ものマスク
2faceだけじゃ
全く足りない
クソな出来事
現実から脳内
欲しいものなら そこにはもうない
俺らの周りに無いもの
手にいれるために奪い取る
盲目の目を開けときな
俺の名前 浴びせる体中
蒼色の魔法 叫んでる音
葉脈のように流れる本当
お前らの名前を聞かせろ一晩中
また街から消えてく人がいる
けど俺らは
お前を呼んでいる
もう一度お前を呼んでみる
- 作詞
AON
- 作曲
VOXX
AON の“Namae”を
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ストリーミング / ダウンロード
2005年産まれ。名古屋で活動する岐阜県出身のrapper”AON”の1stEP。
空間的な広がりを持つサウンド、AON独自の視点から描かれる歌詞は
いわゆる「HIPHOP」的な価値観とは、一致しきらない内容となっている。
しかし使われる言葉や歌詞の内容、フロウからは確実にAONが今まで体験してきた焦燥感や生々しさが感じられ、彼がHIPHOPというジャンルで活動する意味を感じさせられる。
タイトルにもある通り 全曲を通して「名前」というワードが多用されており、体験や視点はAON自身のものだがあくまでそこから生まれてくる誰にでも共感できるような感情や空気感そのものがEP全体の色となっている。
そのため非常に普遍的な意味を持つ「Namae」というタイトルが採用されている。
タイトルチューンである「Namae」ではそれまでのAON自身の内向的な視点で語られてきた5曲と打って変わり自身の友達、仲間、家族である
社会からスポットの当たらない、名前の知られない人々の強さと痛みを代表するようなアンセムである。
「自分の名前、存在、生きる感覚を感じながら生活出来ないような現在地から抜け出し切り開いていく」という強い姿勢が感じられる。
アーティスト情報
AON
名古屋市、東海を中心に活動中。 cloud rapやdreampopを彷彿とさせる幽玄的な音に感情的なリリックを合わせたスタイルを特徴とする。 東海の次世代を体現するアーティスト。
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