灰色の空は低く重く
強くなっていく風の中で、
街は沈んでいく
足元は見えず、行く先もなく
ただ孤独が波のように
押し寄せてくる
助けを求める声は届かない
街の灯りもすぐに消えていく
彷徨う僕の影は次第に薄れて
暗闇が心を飲み込んでいく
台風がやってくるらしい
その風が全てを壊してくれれば
重たい空が晴れる日を
どこかで信じてしまうけど
街のどこかで香る金木犀
甘くて、少し懐かしい
嵐の予感の中で、温もりは
儚くても、確かにここにある
灰色の雲の隙間から
差し込む一瞬の光
現れてすぐに消える虹
甘い香りだけが、
いつまでも漂っていた
無数の影が絡みつく
足元の道は見えないけど
その影を振りほどくように
僕はまだあがいているけど
台風が全てを吹き飛ばし
新しい世界が広がるなら
この曇天の空の下
僕の居場所を、探していこう
金木犀の甘い香りに導かれ
どこにたどり着くのだろう?
安らぎはどこかで
静かに咲き続けているだろう?
風が吹き荒れたその後に
金木犀の香りが残るなら
暗闇の中、僕は居場所を
探していこう。
たとえ、儚くても、この手で
- 作詞
もじゃ
- 作曲
もじゃ
- プロデューサー
もじゃ
- レコーディングエンジニア
もじゃ
- ミキシングエンジニア
もじゃ
- マスタリングエンジニア
もじゃ
- グラフィックデザイン
もじゃ
- ボーカル
もじゃ
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台風と金木犀 (the story)
もじゃ
「台風と金木犀」は、台風が近づく前の不穏な空気と、日常に漂う閉塞感がテーマの楽曲です。重たい灰色の空と、街が沈むような非日常の中で、ふと漂ってくる金木犀の甘い香りが、やさしい日常や心の安らぎを思い出させます。激しい嵐を待つ静けさの中で、孤独が押し寄せ、行く先も見えない主人公。しかし、金木犀の香りがわずかに残ることで、たとえ儚くとも心の安らぎがあり、やがて自分の居場所を見つけたいという希望が重ねられています。
この曲では、日常が一変するような非日常感と、そこに感じる不安の中にも美しさがあることが描かれています。金木犀の香りが漂う瞬間を軸に、閉塞感の中にも新しい風が吹き込むような、柔らかな希望が込められた楽曲です。
アーティスト情報
もじゃ
アーティストプロフィール|もじゃ こんにちは、作詞・作画担当のもじゃです。透明感あるキャラクター「モジャ子」とともに、音楽生成AI「SUNO AI」を活用し、心に残るJ-POPやオリジナルソングを制作・配信しています。YouTube、TikTok、Instagram、X(旧Twitter)といったSNSを通じ、視聴者に心に響く歌詞と感情に染みわたるメロディーをお届けすることを目指しています。 歌詞に込めた想い 僕の作詞では、懐かしさや透明感を大切にしています。例えば、放課後の教室に差し込む夕日の暖かさ、夜道をそっと照らす街灯の光、そしてその中に感じるわずかな切なさ——こうした日常の中にある美しい瞬間や、心の奥に秘めた感情を繊細に表現しています。リスナーが自分自身の体験と重ね合わせ、心に響くひとときを感じてもらえたら幸いです。 青春や片思い、揺れる心といったテーマを中心に、幻想的なイメージや現実と非現実が交差する感覚を織り交ぜながら、詩的で情緒ある表現を心がけています。言葉の選び方には特にこだわりを持ち、聴く人が心の深い部分で共感できるような感動的な歌詞を追求しています。 透明感のある音楽とSNS活動 モジャ子の透き通る歌声と、切ないメロディーが合わさった楽曲は、現代の若者やノスタルジーを求める世代にとって心に残る作品となることを願っています。YouTubeやTikTokではショート動画でモジャ子の音楽を気軽に楽しんでいただき、InstagramやXでは歌詞の世界観や楽曲のストーリーを深く味わえる投稿を行っています。 今後の音楽活動を通じて、僕とモジャ子が描く情緒豊かな音楽の世界をどうぞお楽しみください。