Lyric

間抜け　致し方なきこの凡庸も

口だけ　逃れようなきこの有様も

見せかけ　理念すらなきこの売名も

夕景　の手始め僕に張り付いた

それなら　もう逃げ場なんて夢の跡

焦がれて　叫んでみても無論だれもこない

なぜに　なぜに　なぜに続く

否応のない僕の命は

どこに　どこに　どこに向かう

そう十分にもう繰り返したから

たとえこの道にどんな

悲劇が巣食っていても

二度とはないこの生の

好敵手にして不足なけりゃいい

才覚はすましたゆとりに全部

くれてやるから

構わない

逃げ道など元からない

戻る宛もないね

才覚なし　だからなんだ

才覚なし　だから意地があんだ

非才に鞭打ち走る

僕らは峠を超えてけ

どう転んだって所詮

幸福なんて気まぐれの

為せる業

だからもう行くんだ

だからもう駆け抜けんだよ

見せてやれ

僕らの意地を

才覚なし　だからなんだ

才覚なし　だから意地があんだ