Lyric

黄昏時のシーサイド

ふたりの間に　響く潮騒

波が引くたび　きらめく砂粒

潮風が髪をさらって

笑う君の美しさに　息を忘れた

言葉もなく　時だけが流れて

それでも　わかる君の想い

ただただ　隣にいたくて

一秒ごとに　君に染まっていくみたいで

黄昏ごと　琥珀色に染まっていく

君の肩に　そっと手を回したら

驚いたように　笑ってくれたね

ああ　ただそれだけのことが

胸の奥で　ほどけていった

遠くの空が　やさしく滲んで

ふたりの時間を　抱きしめていた

愛おしくて　たまらなくなって

気づけば　君を強く抱き寄せてた

同じ景色を　ただ見つめながら

この夏に　名前をつけたんだ

夜が静かに　景色をゆるめていく

海風が　今日の続きを連れてきた

ふたりの背中が並ぶだけで

それだけで　物語だった

この景色が　すこし苦しいほど綺麗で

一秒ごとに　君に染まっていくみたいで

黄昏ごと　琥珀色に染まっていく

この夏のすべてが　君だった