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歌詞

タクシードライバー

AKURYO

とある戦争の最中に

生まれ落ちた赤ん坊

辺境の田舎町

深い緑の森や田んぼ

谷底の平屋はリバーサイド

ゴミ屋敷になって今は廃墟

割と貧しかった四兄弟の長男

喧嘩っ早くて見栄っ張り

気にも留めない苦労は

中卒で入る自衛隊

娑婆に戻り上京

灯りが燈る煌々

やがて出会う二人

幸せ願う暮らし

団地住まい 築いた家庭

はしゃぐ土曜 昼にはカレー

突然に来るキツい別れ

空見上げればいつしか雨

ハスリンと愛車

インスリンの注射

夢と借金を抱いた

奴はタクシードライバー

烙印を焼いた

百円のライター

楽園を目指した

奴はタクシードライバー

繁華街の賑わい

ネオンの曼荼羅みたいな色彩

景気は右肩上がり

浮かれて行き当たりばったり

弾けた無数の泡銭

腹に溜まりゃ飯は不味くていい

儲け話に乗り保証人

ツレに飛ばれ暮れる途方に

アンテナを張る虫の知らせ

ドアの向こうには取り立て

どん底からの追い上げ

駅前の今川焼きがお土産

暫く途絶えてた連絡

狂った人生のメンテナンス

支払う利息込み全額

手元に未来と千円札

アクセル全開で闇雲に

走り抜けた路地や街中を

明け暮れた酒 煙草 パチンコ

NEWSでは総理に就くFascist

万年床でやり過ごす

これは幻? はたまた蜃気楼

分かんねえ 深夜と真昼も

蝕む頭が認知症

自暴自棄になる何かにつけ

いっそ一思いに殺してくれ

残してくれたもんはないが

思い起こして綴るこんな音楽

最後に呑んだ正月を

振り返えんだ 未だに

長年拗らせた苛立ち

何故?って問いかけた 俄かに

昭和に平成令和

思い出は経年劣化

解けた もつれた糸

ライムする 忘れないよう

ハスリンと愛車

インスリンの注射

夢と借金を抱いた

奴はタクシードライバー

烙印を焼いた

百円のライター

楽園を目指した

奴はタクシードライバー

  • 作詞者

    AKURYO

  • 作曲者

    AKURYO

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art work by TESSAN

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