揃いの香りをまとって初めて見つめたのは、
金や銀もかなわないくらい眩い青さだった。
水平線の広さを知る⸺
ありのままでも息を吸えることも、
痛いくらいにもっと!
遠ざかって、近くなって、逃げるように追いかけた。
いつまでも寄せてかえす言の葉の瀬をたどった。
そうだ!
伝えたい想いはたぶん、夏のせいにできやしない。
「貝殻を耳に当てたら、心が聞こえたらな」
バカらしい願いを笑った潮騒は気まぐれだ。
雲をすくって浮かべたような
ソーダの泡の境目がにじんで、
夕凪を待った。
切なさも、嬉しさも、同じだってさっき気づいた。
影だろうと、光だろうと、閉じた目じゃ映せないさ。
揺れた未来の儚さをストローでかき混ぜた。
長い休暇の果てで、なにが変わるだろう。
ここにいた記憶さえブレザーにしまわれて。
遠ざかって、近くなって、逃げるように追いかけた。
いつまでも寄せてかえす言の葉の瀬をたどった。
そうだ!
伝えたい想いはたぶん、季節を超えてゆく。
君にだって、僕にだって、ありふれた話でも、
思い出になんかしないで、いまの僕を焼きつけて!
どうかそれだけ伝えたくて、言葉を探し続ける。
- 作詞
管梓
- 作曲
管梓
- レコーディングエンジニア
管梓
- ミキシングエンジニア
管梓
- マスタリングエンジニア
管梓
- グラフィックデザイン
船底春希
- ギター
管梓
- ベースギター
村岡佑樹
- プログラミング
管梓
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渚
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アフタープール
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