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帰る場所は、ちゃんとある。
名前も、関係も、守るべきものも。
それでも、なぜか同じ方向に並んでしまう夜がある。
客待ちの列、見慣れた街、
何も特別じゃないはずの景色の中で、
ふたりだけが少しだけ温度を持っている。
「戻れるよね」と、どこかで思いながら、
「やめよう」と言えば終わることも知っている。
でも、その言葉は選ばれない。
触れなければ始まらない距離。
触れてしまえば、なかったことにはできない時間。
ゆっくり開くドアの前で、
何も決めないまま、ただ立ち止まる。
NOも言わない。
YESも言わない。
ただ、そのまま進んでしまう。
濡れた窓越しに滲む街の灯りは、
現実を確かにそこに置いたまま、
ふたりの輪郭だけを曖昧にしていく。
誰のものでもない時間。
名前をつけないことで、保たれる関係。
正しさも、間違いも、ここには持ち込まない。
外に置いてきたまま、ドアを閉じる。
今夜だけ、線は消える。
帰れば、またそれぞれの場所に戻る。
何もなかったように、同じ日常へ。
でも、わかっている。
あの一瞬だけは、確かに存在していたことを。
言葉にしなかった選択が、
いちばん強く残る夜。
Tokyo Midnight Line は、2025年に始動した東京発の音楽プロジェクト。 夜の都市に流れる、言葉にならない感情をテーマに、Urban R&B、Acid Jazz、AOR、City Pop を軸に楽曲を制作している。 終電後のホーム。 ネオンに濡れた帰り道。 誰かといるのに、どこか孤独な夜。 触れたい気持ちと、踏み込めない理性。 「大丈夫」と笑いながら、胸の奥で揺れている本音。 Tokyo Midnight Line は、そんな“大人の曖昧さ”を否定せず、そのまま音楽にする。 ボーカル楽曲では、日本語と英語を自然に行き来しながら、自立と甘えのあいだで揺れる心、分かっているのに手放せない感情を描く。 インストゥルメンタル作品では、 言葉を使わずに、都市の深夜の空気や温度、静かな余白を音で表現する。 2025年の始動以降、継続的に作品を発表。 ひとつの夜、同じテーマを少しずつ違う光で照らしながら、都市の深夜をアーカイブしている。 これは単なる作業用BGMではない。 深夜のドライブや、静かなバー、ひとりで歩く帰り道に寄り添うための音楽。 Tokyo Midnight Line は、静かで親密なラブソングと、言葉のない夜のサウンドトラックを、これからも東京の夜から発信し続けていく。