Lyric

この世界に生まれて

生まれて間もない頃に

えらくノスタルジーな映像を見て

生まれて間もないくせに

えらくノスタルジーな気分になって

俺の世界は二つできた

俺の世界は二つできて

通学路にある階段がその入り口

先の見えぬその階段を

登ってみたかったけれど

登れずにいた

いつまでもその階段は

変わらずにあり続けた

何も疑いはしなかったさ

あの世界への入り口

誰に話すこともなかった

それほどに当たり前のことだった

俺の世界は二つあって

通学路にある階段がその入り口

先の見えぬその階段を

登ってみたかったけれど

登れずにいた

思えば辛かった時

どうしようもなく

追い詰められていた時

その世界がある という感覚だけで

ずいぶん助けられたものさ

ある時なんの気なしに

いつまでもある その階段

あの世界への入り口

駆け足で

登って行った

俺の世界は二つあって

通学路にある階段がその入り口

先の見えぬその階段を

登ってみたかったけれど

登れずにいた

俺の世界は二つあって

通学路にある階段がその入り口

先の見えぬその階段を

登ることができて本当によかった

登ることができて本当によかった

登ることができて本当によかった