絵の具の匂いで目が覚めた
乾いた部屋にただ一人
ほつれた夜が明けるまで
形を探していた
改札の新しい音に
躍る靴、タイルを叩く
目の前に浮かぶこの景色ごと
置き換えれたならいいのに
描いてみたいと思ったって
それじゃ足りない気がして
気付いていないこの僕らしさが
比べるたびに擦れていく
君がいなくちゃ変われない
そう思って君に触れるけど
本当は君だって変わった
その隙間を僕ら描いた
完成はもう少しあと
宛名のない欠片だった
小さなプライドと不安も
君と混ざり合ってしまえば
見たことない色になる
君といつか見たような
透明な海の底の方
笑い声はそこまで届いた
胸に残っていくように
何か描いて何か壊して
その分霞んでいくけれど
モノクロの僕らに色が差す
重なりの先へ
君がいなくちゃ変われない
そう思って君に触れるけど
本当は君だって変わった
それが僕らの色だった
これがなくちゃ僕じゃないって
そんな日々を探すけど
本当はもうここにあった
その続きが今ここなんだ
完成はもう少しあと
- Lyricist
Taku Egami
- Composer
Taku Egami
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Atelier Armadillo