仮病のジャケット写真

歌詞

412

Naz:R

月が何度か満ちる間に

鏡の中の私は

少しずつあなたに似ていく

あなたに似ている獣の遠吠え

聞こえないふりで

ここから逃げるように眠った

あなたの気配があなたの面影が

全て世界から葬ったはずなのに

夜の森にわざと落とした写真

見つからないままで

泣いているあの日の私を

いま強く叱ってほしい

望み通りの赤色が作れないで

パレットは見当違いのまま黒色

私の描く絵に私の手元に

なぜかどうしてもその赤が足りない

夜のそばで笑う見知らぬ魔女に

また追いすがっている

耳元で囁く呪文で

いま自由にしてほしい

私の名前を私の知る言葉で

諦めないで呼んでほしい

遠い昔

あなたの背中で見た

赤い夕焼けが見たい

言葉なく微笑んでいるあなたが

待つ海辺まで歩いている

  • 作詞

    Naz:R

  • 作曲

    Naz:R

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独り宅録バンドNaz:Rが放つ初のミニアルバム。全曲自宅で録音されたプライベートな感触の6曲。

アーティスト情報

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