月が何度か満ちる間に
鏡の中の私は
少しずつあなたに似ていく
あなたに似ている獣の遠吠え
聞こえないふりで
ここから逃げるように眠った
あなたの気配があなたの面影が
全て世界から葬ったはずなのに
夜の森にわざと落とした写真
見つからないままで
泣いているあの日の私を
いま強く叱ってほしい
望み通りの赤色が作れないで
パレットは見当違いのまま黒色
私の描く絵に私の手元に
なぜかどうしてもその赤が足りない
夜のそばで笑う見知らぬ魔女に
また追いすがっている
耳元で囁く呪文で
いま自由にしてほしい
私の名前を私の知る言葉で
諦めないで呼んでほしい
遠い昔
あなたの背中で見た
赤い夕焼けが見たい
言葉なく微笑んでいるあなたが
待つ海辺まで歩いている
- 作詞
Naz:R
- 作曲
Naz:R
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独り宅録バンドNaz:Rが放つ初のミニアルバム。全曲自宅で録音されたプライベートな感触の6曲。
アーティスト情報
Naz:R
気が向いた時に作りたい曲を作る独り宅録バンド。
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