それなら僕と旅に出よう
何も見つからなくていいからさ
誰かの焼き増しでもいいよ
期待して、失望もしよう
街が見える
いつもと違う風の匂いと
いつもと同じ一秒が
心地よい違和感を纏って流れる
君の声がふわっとはしゃいだ
知らない道が続いている
生成りのスカートが風を掴む
季節が色付く音を聞いた
海鳴りが遠く微笑んでいる
僕らは等しく旅を終える
言葉もいらないよ
全部が溶けて消える
いつもと同じ君の声と
僕の知らない甘い気配が
二人だけの世界で夜を燻らす
期待跨いだ君は、笑った
知らないままで街は流れる
いつもと違う僕の世界と
いつもと同じ君の世界が
交錯しない未来を恨んで彷徨う
いつもと違う風の匂いと
いつもと違う一秒だ
いつのまにか消えない夢に溺れていた
君の声がふわっと凪いで
知らない街は翳って消える
- 作詞
白波海音
- 作曲
白波海音
白波海音 の“凪ぐ”を
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