六月の驟雨が足元を濡らした
少しずつ混ざり始めた土の香り
足早に過ぎ去る私以外の全て
貴方を待つ改札はここだったのに
私の声を掻き消す様に傘を撃つ
いくつもの創作(フィクション)
踏切は私を呼び込んで
八月のような雨が街を洗う
繋がっているようで、繋がっていない。
嫌気が差していたダビングのような生活は
テープが切れたかのように突然終わりを迎えた。
悲しみはフィルムの奥に隠して
ドラマにでも仕立てれば救いもあるでしょう?
貴方の声を搔き消すように
傘を撃ついくつもの創作(フェイク)を
蟀谷に突き付けられた銃口は私に何を問うの?
改札の先に貴方は居なくて
あの夏の記憶に閉じ込められて
八月に秘めた思いは霞んで
土砂降りの雨に涙を隠している
- 作詞
白波海音
- 作曲
白波海音
白波海音 の“銃口”を
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