Lyric

忘れてたんだ

前世のことなんて

天使でもない

悪魔でもない

過去のことなんて

意地悪ばっか

自分のことばっか

あまりにも醜くて

思い出したくない

天変地異級のことが起こらないなら

きっと私はずっと

私のままで

変わりたい

変われるならばなんて

口紅も落とさずに叫んだ

「眠ればまた忘れちゃうけど」

左の目から涙が

零れなくなってしまいました

右の目からは

笑みが零れます

思い出の中にいる

あなたの顔は

まだ覚えてる

離さないで

心全て

壊れきらないように

離れないで

心半分だけでも

ワタシでいさせて

あなたの声が

あなたのものだと

分からなくなったとしても

天使アンディア

天使アンディア

とただそう呼び続けてほしい

今が何時何分かさえも

ここが夢か現実かさえも

わからなくなってきました

心がオセロゲームみたいに

ひっくり返っていく善悪

イカサマした黒が

優勢か

いやイカサマなんかではない

ワタシは元々

黒だったの

壊れてしまった心は

どうやっても

戻らないの

だって

壊れたんじゃなかったから

生まれた時から壊れていた

いつか月を見て

綺麗だって言ったあなたに

綺麗だって言ってほしくて

天使のふりをしていただけ

この物語は

かつて人間だった

ある一人の

悪魔のお話