忘れものは、夏でした。のジャケット写真

歌詞

置き忘れたイヤホン

ユウ Yuu

改札を抜けた 夜風の中で

ポケットを探って 少し笑った

ケースのふたを開けたら

片方だけ 静かに眠ってた

どこで落としたんだろう

思い出せそうで 思い出せない

今日という一日は

もう戻らないって知ってる

探せば 見つかるのかな

でも きっと

なくしたのは

イヤホンだけじゃない

耳の奥では

まだ君の声が鳴ってる

片方だけ残った音で

今日を抱きしめてる

帰り道は少しだけ

静かで優しかった

夏の終わりを

ポケットにしまいながら

提灯の灯りも

少しずつ消えていく

誰かの笑い声だけが

遠くで夜に溶けていく

振り返らなかったのは

前を向きたかったから

ひとつ足りないイヤホンが

背中を押してくれた

なくしたものより

残ったものを

ちゃんと大切に

できる気がした

耳の奥では

まだ夏が鳴っている

片方だけ残った音で

明日へ歩いていく

見えなくなっても

消えたりなんてしない

あの日聴いたメロディは

胸の中で生きてる

置き忘れたイヤホンは

きっとあの駅のままで

もう戻らない今日を

そっと守っている

またいつか

同じ夏が来たら

もう片方を

探しに行こう

  • 作詞者

    ytsgax

  • 作曲者

    ytsgax

  • プロデューサー

    ytsgax

  • ギター

    ユウ Yuu

  • ボーカル

    ユウ Yuu

忘れものは、夏でした。のジャケット写真

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忘れものは、夏でした。

夏は、いつも気づかないうちに終わってしまう。

神社へ続く石段、朝顔市の賑わい、風鈴の音、夕暮れの川、祭りの灯り、夜空を彩る花火。そして、帰り道に気づいた、片方だけになったイヤホン。

このアルバムに収めた10曲は、そんな何気ない夏の景色を一つひとつ拾い集めた、小さな記憶のアルバムです。

嬉しかった日も、少し寂しかった日も、笑い合った時間も、言葉にできなかった想いも、時間は止まることなく過ぎていきます。それでも、心のどこかには、あの日の風や匂い、音が静かに残り続けています。

『忘れものは、夏でした。』は、失くしたものを探す物語ではありません。

大人になってから気づく、「本当に置き忘れてきたもの」を、そっと思い出すためのアルバムです。

あなたの心の中にも、忘れられない夏が、いつまでも優しく鳴り続けますように。

アーティスト情報

  • ユウ Yuu

    **Yuu(ユウ)**は、路上ライブから活動を始めたシンガーソングライター。 アコースティックギターを軸に、日常の風景や社会との距離感を、 感情を煽りすぎない誠実な言葉で描く。 派手な主張や断定を避け、 「誰のせいでもない違和感」や 「考えながら生きること」をテーマにした楽曲が特徴。 怒りや答えを提示するのではなく、 立ち止まり、迷い、それでも選び続ける姿勢を音楽に刻んでいる。 その歌は、路上で鳴らしていた頃の距離感を保ちながら、 聴く人それぞれの生活にそっと入り込む。 Yuuにとって音楽は、正しさを証明するためのものではなく、 今日を自分の足で生きていくための声である。

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