Lyric

最後に渡された花束たちは

何度も来る春にまた痛みを咲かせた

着飾っているけど　私には少し派手だね

なんて思いながらも手放せない

水を注いでください

こそばいくらい　粗いフレーズで

愛らしい勘違い

漁りながら　綺麗に這ってたい

迷子になりかけた花屋の前で

彼らの儚さに身動きが取れずにいた

近づけばこの身は暴かれるのに

つい焦がれてしまった

ただただ　枯れ散る時のイメージを描いてた

ただただ　咲く物を持ち得ないまま過ぎ去った

代わる代わる季節にも素知らぬ顔と体

今更だけど

秘密を覗いてください

おそらく苦い　けど構わない

怠惰と妬みで　過ぎた時を

巻き戻してみたくてしょうがない

こぼした芽の咲き場をみたい

さいなら。てなんてない

ように言い切る　口を塞ぎたい