Lyric

右手で自分の年を

伝えた頃の思い出

いつも近くに居たのは

一人の大人

どうしてあの子は

大人が二人居るの？

外で見上げた時は

優しい顔をするのに

薄暗い家に戻ると

その顔はない

今日も臭い瓶の液体を飲み

鬼となる

これが愛情だなんてふざけんな

我慢を強いられ罵声と暴力だけ

好きで生まれてきたわけじゃねえ

「お前の為」とかもう聞き飽きたんだ

力だけの支配　その手で触るな

消え失せろ

大人が言うことは

何でも聞きなさい

それは教育ではない

奴隷への命令

ランドセルを背負う頃には

そんなことばかり考えてた

外面だけで知った顔すんなよ

親戚も先生も皆敵だらけ

子どもが吐く言葉なんて

まともに聞いちゃいない

それぐらい分かる

鳥かごの中で足掻き続け

叫べ

寝ている時間もお構いなしに

大人達が家に出入りする

どいつもこいつも異臭を放ち

座った目をして朝まで騒ぐ

人の変貌理由がわからず

ただただ怖く怯える毎日

貴方に付けられた顔の傷は

「転んだ」と嘘を吐けと言われる

親の自慢話する友達

街で親と手を繋いでるあの子

夜は一人で菓子パンをかじり

普通の暮らしをしたいと願う

うちにはそんなもの一つもない

仲の良い親子を演じるだけ

Hollow Bond

これが愛情だなんてふざけんな

我慢を強いられ罵声と暴力だけ

好きで生まれてきたわけじゃねえ

「お前の為」とかもう聞き飽きたんだ

力だけの支配　その手で触るな

今となれば良い時間を過ごせたよ

貴方みたいな大人にならず済んだ

トラウマだけが教えてくれた

必ず自由を手に入れると誓ったんだ

力だけの支配には屈するな

生きろ