「きっと僕なんて」って、
弱音を吐いて 駄目になって
下らない誓も
嘘吐きの指も
ダメ ダメ 見ないでくれ
嫉妬。酷なんだって
踊れど向かう 哀の浮上
埋まらない傷も
草臥れた形も
ダメ ダメ 射ないでくれ
風を捉えられないのなら
皓い羽に価値なんてなくて
同質の教室でエーテルの缶を
蹴った
灰色の夢でもいいから
僕にください
羽撃けど もう何も無いよ
毒が回って喰らってフラッて落ちてくんだ
嫌いなわけじゃないんだ僕は
針が十二時を廻る頃は
でもなんど 見上げても
僕を嗤って遊んで呪って 閉じてく花
「イカロスか何か?」 重力の中
冷めた目に映る海色
フォーリン アドレセンス
いい子に育ったね
天使みたいね。「わからなくて」
将来の扉も 悲しみの市へ
つらつら 記す詞
翻る制服の内に
正体を押し殺したままで
喪失は静謐に 心のうち
認めて
逆様の生 見せぬように
美しいまま
「アナザーストーリーの脇役くらいが いいよ
本当に好きな人しか 知らない自分が
きっと 楽だから。」
夜も僕も もう白々しいよ
右に倣って恨んでグラッて崩れるんだ
将来なんて視えるわけ無いわ
背を追えど何処かへ消えていく
生活の 外れに立って
霧に混じって歌ってユラって堕ちてくんだ
「まだ足りないの?」煤にまみれた
色白の羽を折って フォーリンアドレセンス
- 作詞
由末イリ
- 作曲
由末イリ
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