

通り雨が横切った
いつもより空が高かったんだ
向日葵も項垂れるほどの夏に
嫌気がさした午後3時
あまりにも綺麗だった
窓辺にもたれた君の横顔を
息が止まるほど眺めていた
風を孕んだカーテンに包まった
バカみたいだって
君は笑っていた
ラクガキだらけの机
居眠り肩を並べて怒られた
何もかもが愛おしかった
青く澄んだ僕らの煌めきは
泡みたいにいつかは消えゆく
呆れるほどに君は透明だ
瞬きすら今は惜しむほどに
永遠を望むのは君のせいだ
この日々を思い出なんかにしたくはなかった
いつまでも今日が続くなら
大人になんかなりたくなかったんだ
ロマンスなんていらない
だけど僕だけのものにしたかったんだ
せめてこの夏が終わるその前に
喧嘩した次の日の朝みたいに
素直になれたらいいのに
君に触れたら傷付けそうだから
側にいるよ
嘘ついて遠回り
君とただ話がしたかった
夕暮れバスが君を攫って
やり場のない焦燥を
くだらない言葉で埋めようとして
余計に遠ざけた
青く澄んだ僕らの煌めきは
花火みたいにいつかは消えゆく
恥ずかしいほど僕ら青春だ
瞬きの一つも忘れるほどに
永遠を望むのは君のせいだ
息継ぎのない生活に
蛇足で満たしてく炭酸水も
夕立つ空が洗い流してくれ
このままどっかに行きたい
隣の駅まで家出してみようか
今日が終わるまで
青く澄んだ僕らの煌めきは
泡みたいにいつかは消えゆく
呆れるほど真っ直ぐな青春だ
夏が僕らだけを照らすように
瞬きする度に重なる今を
永遠に願うのは君のせいだ
微熱にうかされ君を想えば
心が凍えて仕方が無いんだ
月が綺麗だと言えたなら
青い春よ僕らに訪れてくれ
- 作詞者
坂本 薫
- 作曲者
坂本 薫
- ミキシングエンジニア
izumi
- マスタリングエンジニア
izumi
- ギター
小川 一誠
- ベースギター
YAMA-san(はいた雨ツブ)
- ドラム
坂口 かいしょう
- ピアノ
MYU

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青の閃光
Unfinished
アーティスト情報
Unfinished
作詞作曲アレンジ、全てのパートの楽器を一人で担当し、アートワークデザインなども手掛ける架空のロックバンド。
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