煙が昇った
誰かの吸う煙草らしい
空気の澄んだ東京
薬師池公園の
遅れた花 みて思い出す
冬が青すぎて
きっとこれからも
この季節に思い出すのかな
何度も そう何度も
想いが落ちぬことがわかった
恋 椿に似通った
街は寒さに四季を盗られて
あなたの色が 真っ白になっても
僕の心の色は赤
山茶花みたいに
素直じゃないけどさ
薄っぺらくない
自信はあるから
白息混じりで あなたに想う
冬までの恋は
恋 椿に似通った
街は寒さに四季を盗られて
あなたの色が真っ白になっても
僕の心の色は赤のままで
二人包んだ 雪解けの雨
解 切なさに指揮をとられて
あなたの色と僕の色で
向かう先は桜色
辿れなかった色
赤い後悔は
首から落ちることはなく
ひらひらと
これじゃあ まるで
別の花みたいだ
あなたはどこで
誰のこと想うの?
報われるといいな
僕はこれからも苦しむことにするよ
恋 椿に似通った
柄でもなく詩的な夕暮れ
あなたは色が何色でも良かった
僕の色がちょっと濃くなった
泣きはしないよ
季節は巡って
僕らまた変わるはずさ
泣きはしないよ
あなたが好きだった
それだけ
- 作詞
天笠 凪
- 作曲
天笠 凪, 頌生
徒然書簡 の“椿色”を
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