Lyric

雲の向こうを想う雲の向こうを想う

立ち止まって戸惑ういつもの日々と

雲の向こうを想う雲の向こうを想う

立ち止まって戸惑う変わらぬ意味を

茹だるような暑さの夏は

七日生き抜いた蝉達が置いていった抜け殻

Summer Timeみたいなcoolな夏は俺には来ない

というか、まるで似合わない

抜けのない景色分厚い雲東京

富ヶ谷の交差点抜けた辺りで灯そう

芯のある小さくても強い灯りと

無計画なあのゲリラ豪雨への回答

雲の向こう、旅立っていった奴らの顔

思い出すのは何故か大体がみんな笑顔

笑っている、笑っている、

ほら、まだ続けてやっているのかって笑っている

見透かされてるようでなんだか恥ずかしくて

俺の返答は心でニヤつくだけ

「不器用な男ですから自分は」なんて言って

戯ける術すら知らないんだ、良い身分だ

四十何回目の夏が通り過ぎていく

スピードで描く放物線、記憶は白く

描く、白の上に書く、真っ白くどデカく

見えない分だけ残るのさこの感覚

夏雲が色濃く彩る大空を通る

あの道に向かって心で迎え火を灯す

折り返す8月が思わず振り返った

あの夏に乾杯、そしておかえりなさい

雲の向こうを想う雲の向こうを想う

立ち止まって戸惑ういつもの日々と

雲の向こうを想う雲の向こうを想う

立ち止まって戸惑う変わらぬ意味を

夏は色濃く語る

人は年月を重ねて固まる

記憶に蘇ったあの思い出を重ねてみるけど

消えてなくなるからまた黙る、体温が下がる

よく騒いだあの夏の続きが今の自分だとしたら

この夏の後、一体どうなっていくのか

雲よ、また黙りたくなる

雲よ、また探してみたくなる

ペンを落とした点が線になり

線は字になり変わる

それが俺なりの送り火になっていくんだ

夏に反応してる、年甲斐もなく

落雷に胸躍り甲子園も騒ぎ出す

ああいうクラッシック書けるわけでもないのに

雰囲気にのまれながら走り出す俺とペン

最終回迎える一回前の回に感じる

表しようのない感覚にこれは近い

先は見たいがもう少しここにもいたい

天との線が曖昧なこの時期に感じる哀

意味なんて意味ないからいらないそう

ハナっから興味がない、味がしない物

何がしたいのって自分に聞かないのって

生きてる意味ねぇじゃん、っていうのが俺の本音

「そうね、」が口癖のあいつは今もどこかで

読んでいるのかな週プロと東スポ

両国のドタキャンあれから会ってないけど

どうか読んでいて欲しいんだ週プロも東スポも

So long、どう思う？遠のく日々を自分に問う

こうしてればどうなっていたのか今日

別れの言葉を交わしたかった　そう思う

感謝の気持ちを伝えたかった　そう思う

秋蜩が鳴く夕暮れの野外ステージ

グラデーション映し出すスケッチ代々木公園

さようなら、また会う日までさようなら

さようなら、また会う日までさようなら

雲の向こうを想う雲の向こうを想う

立ち止まって戸惑ういつもの日々と

雲の向こうを想う雲の向こうを想う

立ち止まって戸惑う変わらぬ意味を

雲の向こう　夏は色濃く語る

雲の向こう　人は年月を重ねて固まる

雲の向こう　消えてなくなるからまた黙る

立ち止まって自分に問うよ、変わらぬ意味を