歌詞

さあ、ひとつ昔話をしよう

途方もない 未踏峰の最果て

忘れられたままの夕焼け

歪んだ世界が映った網膜

もうまもなくあの空が墜ちる

またね 月の欠片を手に握るまで

灰色の世界救ったヒーロー

地平をぼかした赤色が証明

涙知らずを演じながら

夕陽が僕らを待ってんだと

あなたはきっと思ってるんだろうか

白い尾を引いて飛んでった

終わらないまま全部飛んでった

見上げる僕だけ遺して

高い空に呑まれた

不甲斐ないほどに透明に

笑えないほど優に簡単に舞った

沈まない今日は

欠けた君を探すだけ

僕らがあんな願った永遠

手を伸ばすほど遠ざかってくのに

独りで手に入れないでよ

僕らは何を土産にしようか

愛せるか分かんないけれど

手放すな

ポケット分の美しさを

僕らはずっと忘れない

これがやっとの暇乞い

声を伝える方法はない

けどあなたはきっとそこにいるんでしょう

白い尾を引いて飛んでった

終わらないまま全部飛んでった

見上げる僕だけ遺して

高い空に呑まれた

不甲斐ないほどに透明に

笑えないほど優に簡単に舞った

沈まない今日は

欠けた君を探している

さあ、ひとつ昔話をしよう

途方も無い　未踏峰の最果て

またね　月の欠片を手に握るまで