

雨意の 中を
歩く百合の花
灰の空が
暗く舞う雨を兆す
雨祇の元へ届くことほぎは
望むままの時を知る梅雨葵
しめやかに舞う水の月よ月よ
迎えた長雨に煙る君
雲間に差し込む白映えに
乱反射は岩清水
能わぬ願いの月よ月よ
身を知る空には三つ廊下
栗花落の心へ遍く降っては止んで
青い空を見せる
森の闇に 梅雨(うめ)がつぶやけば
沈む雲の 零れ落つ 一雫
風雨時ありこの浮き世 浮き世
降り敷く森では葉が戦ぐ
潤う玉露は深緑
潸々と散る催涙雨
雨詩舞う水無月よ月よ
雨の向こうには君の影
いつか晴れたなら照らし出す
乱反射は岩清水
能わぬ願いの月よ月よ
晴れ渡るなかを青田風
私の心を吹き抜け舞い上がった空
遠い雲を見せる
時雨れた袖
- 作詞者
るかまに
- 作曲者
るかまに
- プロデューサー
るかまに
- シンセサイザー
るかまに

るかまに の“雨中吟 (feat. 花隈千冬)”を
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