Lyric

花にあげるには　腐らせるほど泣いたら

向かいの家の灯りを頼りに　電気をつけよう

今日は誰にも　もう会うことはないけれど

いつもの自分取り戻したいから　カーテン閉めよう

やけに広い部屋で　心を飾ったら　ふっと君が静けさ挟んだ

上辺をなぞった　くすぐって　照れ笑いのふりをするだけ

もう涙が心に沈まないように

それなのに拭った　右頬に　ありのままの私

そこに流れた真夏の　とぎれとぎれの天の川

1人の人間を　こんなに沢山泣かせるなんて

ロマンチックだと　思えるけど

裏を返せば　それは誰かの悲しみで

ロマンスができてるってこと　その思い出の裏で

やけに広い部屋に　取り残された　置き時計の針を左に

大切にしまってた言葉ほど飾ってばかりで

ついに出さないままになって重くのしかかって

行き場のないその言葉から飾りを取って

ありのままを見せたくてももう時間は戻らない

上辺をなぞった　くすぐって　半月みたいなふたつの

現実隠さなくていいのに

拭った左頬に　ありのままの私

そこに流れた真夏のとぎれとぎれの天の川

締め切っている窓が　ほんのり湿った　暗い夜