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1960年代から80年代の作品を今再び新録音で見直そうと始まったバンド・クラッシックス・ライブラリーの第6弾。演奏はシリーズ当初からの広島ウィンドオーケストラと指揮・木村吉宏氏のカップリング。
今回収録の曲は、まず昨年9月に惜しまれつつ亡くなったアルフレッド・リードの初期の作品である『音楽祭のプレリュード』と『小組曲』。特に『音楽祭』は、1970年の全日本吹奏楽コンクールの課題曲だった曲。今聴いても味のある名曲です。そして、名作として知られているバーンズの『パガニーニの主題による変奏曲』。1989年とシリーズとしては比較的新しい曲ですが、近年あまり聴かなくなった曲を取り上げました。
1993年広島ウインドオーケストラは広島を中心に活躍するプロ演奏家により吹奏楽の素晴らしさ、そして音楽を通じ平和への願いを発信するため結成された。同年10月第1回定期演奏会を開催。このコンサート以降、年2回の定期演奏会を開催する他、学校公演、慰問コンサートといった地域に根差す活動だけでなく、県内外からの依頼コンサート等現在までその活動範囲を広げている。 1999年第11回定期演奏会が世界音楽祭“オーガスト・イン・ヒロシマ”の一環公演となる。2003年吹奏楽名曲集「バンド・クラシックス・ライブラリー」(ブレーンミュージック)の第1弾CD「春の猟犬」が発売、このシリーズは2009年までに全12弾が製作され、現在も販売中のロングセラーとなる。結成10周年記念第20回定期演奏会ではユニセフ難民救済チャリティー募金事業を行う。2011年 下野竜也が音楽監督に就任。“邦人作品”・“芸術性を追求した吹奏楽”を核とした意欲的なプログラミングが始まる。下野&HWO初となるCD「兼田敏ウインドオーケストラのための交響曲」はレコード芸術誌の特選盤として話題を集め、音楽の友社第49回「レコード・アカデミー賞 特別部門 吹奏楽」を受賞。日本管打・吹奏楽会第23回アカデミー賞(演奏部門)、第35回広島文化賞、2014年度広島市民賞を受賞。しなやかで美しいサウンドと意欲的なプログラムが各方面から注目を集め、吹奏楽の新たな可能性を感じさせるプロフェッショナル吹奏楽団として、さらなる躍進を続けている。
ブレーンミュージック