然れど、季節は巡るのだ。のジャケット写真

歌詞

誇れずとも花は咲き、

沙城さし

雪は融け、鳥の声。遥か上、雲が往く。

過ぎる風に追い抜かれ、歩みは鈍さを増す。

置いた夢を取り忘れ、戻りて遅れ。

見渡せば唯、此処に独り。足は震えて。それでも、

何も誇れずとも花は咲き、何を見捨てても息は続く。

そんな当然に足掻きたくて、書く標の歌。

足が竦み、蹲り、ふと日差し、振り返る。

ずっと来た道を識り、旅程が巡った。嗚呼

息を吸い、立ち上がり、風に春香り。

先の長さには唯呆れ一つ。それでも、復た踏み出す。

何も誇れずとも花は咲き、何を見捨てても息は続く。

そんな当然の中で歩き、風に歌一つ。

何も誇れずとも花よ咲け。足の進む跡、標と成れ。

いつか誇れると願いながら、唯、花を眺み、歩き出す。

  • 作詞

    沙城さし

  • 作曲

    沙城さし

然れど、季節は巡るのだ。のジャケット写真

沙城さし の“誇れずとも花は咲き、”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

否応なしに巡る季節から想起した10曲が収録されたDisc1と、「もしもの夏」というテーマで選ばれた3曲が収録されたDisc2「-夏 Another-」から構成されるJオルタナティブロックテイストのアルバム。あなたは巡る季節に何を思うか。

作詞、作曲:沙城さし

Tr.11「六畳半、君の夢 -夏 Another-」編曲:雨花

アーティスト情報

  • 沙城さし

    沙城さし(さしろ さし)は2022年より活動しているボカロP。活動開始当初よりVOCALOIDの「IA(いあ)」をメインシンガーとし、JオルタナティブロックやJインディーズロックを軸にしつつ、合成音声楽曲群からの影響も織り交ぜたバンドサウンド楽曲を制作する。代表曲は「白む日々、缶珈琲」「焦燥、唯灼ける様に。」「残夏、茜風」など。

    アーティストページへ

LUCY LOVE records

"