然れど、季節は巡るのだ。のジャケット写真

歌詞

忍ぶ現、萌黄風

沙城さし

花は散り 若葉萌ゆる季節

花開かぬ僕は目を伏せた。

踏み出すにも前が分からなくて

唯、遠い春をなぞる日々の中で

仰いだ空の青が 厭に眩しかった。

描いた今日も為せぬまま

明日も見えず 向かう風の中で、

芽吹き出した 淡い望の色を

忘れないように 残している。

夢の跡、その他 散る一間

日々 嘆き零し、其処に伏せた。

抜け出すにも先が分からずいて。

唯、窓に春を眺む。

花は散り若葉萌ゆる

唯、遠い春を思う

描いた今日も為せぬまま

明日も見えず 向かう風の中で、

芽吹き出した 淡い望の色を

忘れないように。

繋いだ「今日」は細い枝へ。

花頃は戻らずとも、また其れを伸ばす。

その希望を折らぬように向かう先

萌黄色よ、吹け!

  • 作詞

    沙城さし

  • 作曲

    沙城さし

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否応なしに巡る季節から想起した10曲が収録されたDisc1と、「もしもの夏」というテーマで選ばれた3曲が収録されたDisc2「-夏 Another-」から構成されるJオルタナティブロックテイストのアルバム。あなたは巡る季節に何を思うか。

作詞、作曲:沙城さし

Tr.11「六畳半、君の夢 -夏 Another-」編曲:雨花

アーティスト情報

  • 沙城さし

    沙城さし(さしろ さし)は2022年より活動しているボカロP。活動開始当初よりVOCALOIDの「IA(いあ)」をメインシンガーとし、JオルタナティブロックやJインディーズロックを軸にしつつ、合成音声楽曲群からの影響も織り交ぜたバンドサウンド楽曲を制作する。代表曲は「白む日々、缶珈琲」「焦燥、唯灼ける様に。」「残夏、茜風」など。

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LUCY LOVE records

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