然れど、季節は巡るのだ。のジャケット写真

歌詞

六畳半、君の夢

沙城さし

生活が漏れ聞こえる六畳ちょっと

擦り減らす毎日を

君の夢を見て 繋いでいる

最低限文化的な保証されたはずの人生は

今日も遠く 売れ残りを選んでいる

去っていく思い出の日々を 明日の為に歌う今

コーヒーを流し込んで さぁ

あの日笑顔でさえも 端金に換えて

これが半端 何者かを目指した末路

鳴らす弦の音は 空ろな街に響くだけ

「君の方はどうだろうか?」

なんて、現実を見なきゃな

そんなこと分かっている!

誰よりもガキのまま

誰よりも達観した気になって

閉じた目の中で 朧な影が手を掠る

誰も彼も騒ぐような 希望の歌も

ラブソングもいらないから

一人 あの頃に囚われたままで歌っている

追憶の少女は風に咲き 暑苦しい青に髪が靡いて

遅れたバス静寂を裂き

赤く染まる頬で「またね」と呟いた

荒む今に霞んでくけどさ、僕ら、確かに

あの日々に生きていたんだ

って思いは僕を歌わせるから

「君だけは笑っていて!」

  • 作詞

    沙城さし

  • 作曲

    沙城さし

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否応なしに巡る季節から想起した10曲が収録されたDisc1と、「もしもの夏」というテーマで選ばれた3曲が収録されたDisc2「-夏 Another-」から構成されるJオルタナティブロックテイストのアルバム。あなたは巡る季節に何を思うか。

作詞、作曲:沙城さし

Tr.11「六畳半、君の夢 -夏 Another-」編曲:雨花

アーティスト情報

  • 沙城さし

    沙城さし(さしろ さし)は2022年より活動しているボカロP。活動開始当初よりVOCALOIDの「IA(いあ)」をメインシンガーとし、JオルタナティブロックやJインディーズロックを軸にしつつ、合成音声楽曲群からの影響も織り交ぜたバンドサウンド楽曲を制作する。代表曲は「白む日々、缶珈琲」「焦燥、唯灼ける様に。」「残夏、茜風」など。

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LUCY LOVE records

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