温い暮れ纏った風が 遠く爆ぜる様な
鈍く歪む情が 奥で燻って居る。
狂いそうな静と寂を 拒む様に弾く
鉄の弦の鳴は 熱を孕んで。
騒ぐ世には流行歌
共鳴る思ヒ出も唯の影だ。
そんな無常の中、焦燥だけ 此の身灼く音に成る。
鴉刻、撃つ空しさ。
凡て泡沫と消えて往くのか。
問うた向こうに見た 憧憬が唯、焼き付いて。
鳴らす其れは足掻キ歌 塞ぐ現に散らせ火花
吐いた有象の中 焦燥よ、唯、此の身灼く音に成れ!
- 作詞
沙城さし
- 作曲
沙城さし
沙城さし の“焦燥、唯灼ける様に。”を
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- 1
誇れずとも花は咲き、
沙城さし
- 2
忍ぶ現、萌黄風
沙城さし
- 3
朝、降る雨と暮らし。
沙城さし
- 4
六畳半、君の夢
沙城さし
- ⚫︎
焦燥、唯灼ける様に。
沙城さし
- 6
残夏、茜風
沙城さし
- 7
秋空、流るる雲に。
沙城さし
- 8
夜長、揺蕩う月
沙城さし
- 9
雪夜、窓辺にて。
沙城さし
- 10
白む日々、缶珈琲
沙城さし
- 11
六畳半、君の夢 (夏 Another)
沙城さし
- 12
ナツカゼメモリー改メ (夏 Another)
沙城さし
- 13
ヒグラシ (夏 Another)
沙城さし
否応なしに巡る季節から想起した10曲が収録されたDisc1と、「もしもの夏」というテーマで選ばれた3曲が収録されたDisc2「-夏 Another-」から構成されるJオルタナティブロックテイストのアルバム。あなたは巡る季節に何を思うか。
作詞、作曲:沙城さし
Tr.11「六畳半、君の夢 -夏 Another-」編曲:雨花
アーティスト情報
沙城さし
沙城さし(さしろ さし)は2022年より活動しているボカロP。活動開始当初よりVOCALOIDの「IA(いあ)」をメインシンガーとし、JオルタナティブロックやJインディーズロックを軸にしつつ、合成音声楽曲群からの影響も織り交ぜたバンドサウンド楽曲を制作する。代表曲は「白む日々、缶珈琲」「焦燥、唯灼ける様に。」「残夏、茜風」など。
LUCY LOVE records