然れど、季節は巡るのだ。のジャケット写真

歌詞

残夏、茜風

沙城さし

揺らぐ温い空気が 茹だる夏を通り過ぎ

ふらり暮れる季節に流れ 空が染まる。

下る坂の果て 笑う君の陽炎を見た

暗くなる町に 取り残された様に。

燦々照った太陽だって

簡単そうに墜ちて往って。

弾丸如く過ぎる時が 嗚呼

僕を そう、散々にさ、撃ち抜いて。

茜空揺らぐ風が 君の頬撫でる様

重ねるは彼岸の花 思い出す青き日々

咲いた残夏

揺らぐ街照らす月 茹だる夏は疾うに暮れ。

独り家路就く僕はただ 夜に染まる。

喧噪立ったサイレンだって

感慨 想起、止めやしなくて。

散弾如き悔いの類が 僕を

そう、淡々とさ 食い破るのさ。

茜空揺らぐ風が 君の頬撫でる様

重ねるは彼岸の花 思い出に浸っていた。

暮れる空 憂い「またね」が

僕の目を塞いだのだ。

茜風の中でただ 思い出す青き日々

花咲いた 残夏

嗚呼

  • 作詞

    沙城さし

  • 作曲

    沙城さし

然れど、季節は巡るのだ。のジャケット写真

沙城さし の“残夏、茜風”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

否応なしに巡る季節から想起した10曲が収録されたDisc1と、「もしもの夏」というテーマで選ばれた3曲が収録されたDisc2「-夏 Another-」から構成されるJオルタナティブロックテイストのアルバム。あなたは巡る季節に何を思うか。

作詞、作曲:沙城さし

Tr.11「六畳半、君の夢 -夏 Another-」編曲:雨花

アーティスト情報

  • 沙城さし

    沙城さし(さしろ さし)は2022年より活動しているボカロP。活動開始当初よりVOCALOIDの「IA(いあ)」をメインシンガーとし、JオルタナティブロックやJインディーズロックを軸にしつつ、合成音声楽曲群からの影響も織り交ぜたバンドサウンド楽曲を制作する。代表曲は「白む日々、缶珈琲」「焦燥、唯灼ける様に。」「残夏、茜風」など。

    アーティストページへ

LUCY LOVE records

"